ラドゥ・ドラグシン 写真:Getty Images

 トッテナム・ホットスパーが、ジェノアに所属するルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシン(21)の獲得に動いているようだ。

 今夏にボルフスブルクから新加入したオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンが11月上旬のチェルシー戦で負傷離脱となったトッテナム。同選手は1月中に復帰できることを明かしている一方で、今度はアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロが離脱しており、アンジェ・ポステコグルー監督は新たなセンターバックの補強に乗り出すことを認めている。

 そのなかで、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、マンチェスター・ユナイテッドも目を光らせるニースのフランス代表DFジャン=クレール・トディボの獲得に動いていたトッテナムだが、ニースとの交渉はうまくいっておらず、すぐに破談する可能性もあるという。

 その代替案としてドラグシンに注目しており、トッテナムはジェノアとクラブ間交渉を行なっている模様。ポステコグルー監督もルーマニア代表DFの獲得にゴーサインを出しており、選手本人もトッテナム移籍にイエスと言っているようだ。

 ユベントスでプロキャリアをスタートさせたドラグシンは、サンプドリアとサレルニターナへの武者修行を経験後、2022年7月にジェノアへ移籍。翌年に完全移籍に切り替わると、空中戦の強さや長いリーチを活かした鋭いタックルを武器に今季のセリエAここまで18試合に出場している。