ブラジル1部ボタフォゴFRからサンパウロへレンタル移籍していたブラジル人FWエリソンは、今オフのJリーグ挑戦が確実になったと現地で報じられている。
現在24歳のエリソンは、身長180cmで左利きのストライカー。ブラジル国内クラブやポルトガル1部エストリルをへて、今年2月にボタフォゴからサンパウロへ1年レンタルも、加入2試合目にして足首を負傷。7月中旬に復帰したが、8月にもハムストリングの負傷により戦線離脱。10月に再び復帰したものの、その後は今月7日のブラジル1部リーグ最終戦までほぼ全試合で途中出場。レギュラー定着には至らなかった。
そんなエリソンの去就を巡っては、今年7月にブラジル紙『O DIA』が「Jリーグクラブからオファーが届いている」と報道。しかし選手本人がサンパウロ残留を望んでいた模様。この時はJリーグ移籍が実現しなかった。
しかしブラジルメディア『KTOブラジル』のガブリエル記者によると、エリソンは2023シーズン限りでサンパウロを退団し、2024シーズンは日本でプレーするとのこと。サンパウロの幹部は「エリソンはキャリアの中で一度も怪我をしたことがなかったが、今季は残念ながら怪我に泣かされた。来年は別のクラブでプレーすることになる」と語ったという。
またボタフォゴと同選手のレンタル契約は2025年12月までであり、サンパウロとのレンタル契約には300万ドル(約4億2000万円)の買い取りオプションが盛り込まれていたとのことだ。なおエリソンはサンパウロで、かつてV・ファーレン長崎でプレーしていたMFウェリントン・ハットとチームメイトだった。