鹿島アントラーズ所属FW鈴木優磨は今月、北海道コンサドーレ札幌からいわてグルージャ盛岡へ期限付き移籍中のDF西大伍と対談。鹿島の文化の変化や西の振る舞いについて語っている。
鹿島時代に、後輩から胸ぐらを掴まれることもあったという西について、鈴木は「大伍さんはちょっと食ってかかってくるような、変わった後輩が好き。まともなところと、たまに意味分からないこだわりがあるところがある。今はかなり丸くなりましたよね」と分析。
鈴木の発言に対して、西は「優磨は俺ら(先輩)にやられたような感覚で後輩に接すると、返ってこないという話をしていた。後輩から胸ぐら掴むやつもいないだろうし、その辺は変えていかないとダメかもねという話をして。だから俺も変わっている」と、後輩に対する接し方で自分自身のスタンスを変えていることを強調した。
また鈴木は「(西の)YouTubeチャンネルとか見ていたも、後輩との接し方が明らかに変わっていて、自分の意見と真逆のこと言われたら、以前だったら論破しにいっていたのに」と、過去と現在の西を比較。
鹿島在籍時の西について「許容なんてなかった」と切り出すと、「『自分の考えが絶対』みたいなものを(持っていた)。そこから曲がったことを言うやつには『あいつダメだな』と。大伍さんの前で間違ったことを言うのが怖かった」と、本音を語った。
西は2011シーズンから8年間にわたり、鹿島の主力選手として活躍し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)をはじめ複数のタイトル獲得に貢献。鹿島の下部組織出身である鈴木は、2018シーズンまで西とチームメイトだった。