Vストローム800DEは、冒険心をくすぐるスポーツアドベンチャーツアラーです。意のままに反応するパワー。素直なハンドリング。ずっと乗っていたくなる快適性。道を選ばない楽しさ溢れるライディング。日常使いからグラベルツーリングまで、ライダーに寄り添い、感動を共に作ります。
Vストローム800DEの車種プロフィール
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Vストローム800DEに搭載されているパワーユニットは、新開発の775ccパラレルツインエンジンです。革新的な2軸1次バランサー「スズキクロスバランサー」を採用し、エンジンから発生する振動を抑制。エンジンの小型化と、軽快なハンドリングに貢献。270°のクランクを使用しており、心地よい鼓動感で、低回転域から滑らかで扱いやすい出力特性と、高回転域までスムーズに吹けあがる絶妙なバランスに仕上げています。
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バイクインプレ
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スズキのVストローム800DEに試乗しています。このモデルはスズキが新開発した並列2気筒の270度クランクエンジンを搭載しているので、注目している方も多いのではないでしょうか。これはスズキの全く新しいアプローチといえるかもしれません。エンジンに注目が集まりがちですが、車体と足回りもなかなかです。
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それでは、V ストローム800DEの外観やスペックなどを確認していきましょう。フロントマスクのデザインは近年のスズキ車と統一感を持たせたもので、透過器類は全てLED 化されています。エンジンはスズキが新開発したパラレルツインで、形式は水冷4ストローク4バルブDOHC。 ボアストロークは 84mm×70mmで総排気量は775cc、圧縮比は12.8。最高出力82PS/8500rpm、最大トルクは76N·m/ 6800rpmです。270度クランクの弱点を払拭することに成功し、エンジンを繊細にコントロールすることができます。
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ミッションには電子制御スロットルが組み合わされており、エンジンのキャラクターを3通りに変更することが可能。スズキドライブモードセレクターやグラベルモードを持つスズキトラクションコントロールシステム2モードの ABS アップダウン両対応のクイックシフタースズキイージースタートシステム「ローRPMアシスト」を装備しています。
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フロントサスペンションは、倒立タイプのテレスコピックを採用。フロントフォーク伸び側圧側のダンパー調節が可能。リアはリンク式のモノショックとロングスイングアームの組み合わせで、伸び側のダンパーと工具なしでスプリングのプリロードをアジャストできます。
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フロントブレーキはNissin製片押しタイプの 2 ポットキャリパーを持つセミフローティングタイプのダブルディスクブレーキ。リアも同じくNissin製の片押しタイプ1ポットキャリパーを持つシングルディスクブレーキとなっています。
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ハンドル周りは充実した電子制御装備を操作確認するために、メーターパネルにはTFTのカラー液晶を採用しています。また、メーターパネルの左側にスマートフォンなどの電源を取るためのUSBソケットを装備。多機能ながらスイッチボックスはシンプルで操作性は良好です。
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レバーの角度調節の機能はブレーキ側のみでクラッチ側は省略されています。オフロードのスタンディング走行を想定してか、ウインドスクリーンは小ぶり。工具を使って3段階に高さ調節が可能で、その内側にはアクセサリーをクランプするためのバーが設けられています。パニアケースの装着を想定して、ヘルメットホルダーは通常と異なる位置にあります。
足つき
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車体サイズは全長2345mm、全幅975mm。装備重量230kgです。シート高は 855 mm。サスペンションの沈み込みにより足つきを確保していますが、小柄なライダーは手を焼くかもしれません。シート形状は着座面が広く、ウレタンの厚みも十分だと感じました。
走り
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峠道を走っています。本格的な上り坂が始まりました。このエンジンには、クロスバランサーという新しいバランスが採用されています。クランク軸に対して90度の角度になるように、2 つのバランスでシャフトをアレンジし搭載しています。それによって振動を効果的にキャンセルするという仕組みです。4速で加速すると体がシートに強く押さえつけられました。豊かなトルク変動がいかにも 270度クランクらしく、静かな鼓動がライダーに伝わってきます。
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峠道を一番元気がいいAモードで走ってみたいと思います。エンジンの振動は少なく走りがスムーズ。トルクの変動はタイヤを地面に食いつかせる作用があるので、グリップ性が高くて安心感があります。
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このモデルは車体も優れていると思います。メインフレームにちょっと太めのスチールフレーム、シートレールはトレビス構造を採用していますが、メインフレームに対してボルトオンとなっているので、操りやすく荒れた峠道を走っていても安定感は高いですね。
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ダートやオフロード走行を視野に入れたモデルなので、サスペンションの動きもスムーズ。乗り心地が良い上にロードホールディングも相当いい。これだけ大柄なバイクで林道を攻める人はいないと思いますが、とっさの工事区間の出現などで威力を発揮するでしょう。Vストローム800 DEは、冒険心を失わない大人のギアです。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。