釣りが好きな方なら共感できる「ウソ」。私も釣りに行くためや釣果を隠すために、数々のウソをついてきました。
今回はその中から2つ紹介したいと思います。きっと皆さんも共感できる部分もあると思うので、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
中学校の先生に嘘をつく
これは私が中学生の時のストーリーです。近所に小川や渓流があった影響で、私は幼い頃から渓流釣りにハマっていました。
特に私は渓流釣りの中でも、ルアーフィッシングが好きです。自然の中でキャストをし、ルアーを動かしながら釣れた時は、なんとも言えない高揚感に包まれます。
通常、学校終わりに帰って、わずか数時間釣りを行うだけだったのですが、その日は昼頃に帰り、釣りに行きたくなりました。
そこで私が考えたのが、仮病作戦です。あるあるな手法ですが、私は元から体温が高かったので、少し摩擦を加えるだけで、37.0℃を超えます。
ですので、保健室に行き「先生、体がえらい(しんどい)です。」とウソをつき、体温計を脇に挟みながら擦り、見事37.5℃に到達。すると先生が「帰った方がいいね!」と呟き、私を帰してくれました。
家が近かったこともあり、親に連絡されずに帰され、そのまま家に着いてすぐに準備をして釣りへ向かいました。学校をサボっている背徳感と大好きな釣りができている快感を感じ、いつもより釣りが楽しめたような気がします。
タコ釣りで爆釣を装う!
私は2年前、タコ釣りにハマっていた時期があります。ギュンギュンと持っていかれる独特なタコの引きや、テクニカルな釣りに魅了され、毎週通っていたことも。
ある日、友達とタコ釣りに行くことになり、私の知り合いにも「今度、友達とタコ釣りに行くよ!きっと爆釣すると思うからお裾分けするね」と伝えました。
ですが、実際タコ釣りに行くと、なかなか渋くて厳しい。アタリが一回あっただけで、それっきりバッタリでした。
しかし、友達は初心者なのにもかかわらず、横でボコボコ釣りまくる…
結局ボウズでタコ釣りが終わり、撃沈していると、友達から「よかったら4匹あげよっか?」と優しく気遣って言ってくれました。もちろん、友達からタコをありがたくいただき、知り合いの家に直行。
クーラーボックスを開くと、私の知り合いが「結構釣れたんだね!」と言ってきたので、「ま、まあね、渋かったけど釣れた方かな…」。そして、タコを友達に2匹譲りました。
「本当は友達が釣っただけで、私の釣果ではないのに…」
自宅へ帰宅する途中、なんとも言えない罪悪感に苛まれました。もうこれ以降、釣りに対して正直に生きると、決めた瞬間でもありましたね。