日本外航客船協会が主催する「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2023」において、阪急交通社の「憧れの豪華客船 飛鳥IIに2泊する船旅と名湯と美食旅」が優秀賞を受賞した。
今年の「飛鳥II」クルーズ旅行の詳細と併せて紹介したい。
消費者に「クルーズ旅行のきっかけ」を提供
今回優秀賞を受賞した「憧れの豪華客船 飛鳥IIに2泊する船旅と名湯と美食旅」は、「飛鳥II」に2泊する豪華客船の乗船体験に加え、寄港地に宿泊してその地の名湯や旬の食を楽しむツアーだ。
特に評価につながったのは、添乗員同行という安心感により、一般の消費者に「クルーズ旅行のきっかけ」を提供した点だという。
また、受賞した企画は全国を発着地とする約30コースの設定で、4,800名が参加、その約70%がクルーズ初乗船と、新たなクルーズ顧客の開拓につながったとのこと。
ちなみに同ツアーシリーズの人気ランキングも発表されている。もっとも人気なのが「飛鳥IIに2泊とSランクホテルで寛ぐ(3泊目)・京都川床料理と神戸牛ステーキを味わう4日間」、次に「憧れの豪華客船飛鳥IIに2泊する船旅(2・3泊目)と京都祇園祭 有料観覧席から観る山鉾巡行4日間」「豪華客船飛鳥IIに2泊の船旅(1・2泊目)とハウステンボス バラ祭 別府・湯布院4日間」と続く。
日本を取り巻くクルーズ市場に注目
コロナ禍の影響で、日本のクルーズ市場がいったん縮小したのは想像に難くないだろう。しかし2022年12月の国際クルーズの再開、2023年5月のコロナの5類移行により、急速に市場の回復が進んでいるという。
日本船はもとより、ダイヤモンドプリンセスやMSCベリッシマなど外国船による日本発着クルーズが活況を呈する中で、「飛鳥III」や「MITSUI OCEAN FUJI」など新船の導入も予定されており、日本を取り巻くクルーズ市場は今後の飛躍が待望される。
クルーズ・オブ・ザ・イヤーとは
「クルーズ・オブ・ザ・イヤー」では、旅行業界の健全な発展やクルーズマーケットの拡大に貢献した商品を企画造成・実施した旅行会社などを表彰している。事業者のモチベーションの向上を図るとともに、業界として消費者に対し良質なクルーズ旅行商品・サービスを提供することを目的とする。
2024年の「飛鳥II」関連商品
「飛鳥II」チャータークルーズと名湯別府温泉絶景露天風呂
「憧れの豪華客船飛鳥IIチャータークルーズと名湯別府温泉絶景露天風呂で寛ぐ4日間」は、2024年3月11日(月)横浜港発のツアーだ。12日(火)までは「飛鳥II」に宿泊し、13日(水)は別府港で下船し「杉乃井ホテル」で滞在を楽しむ。
最終日は別府地獄を訪れ、関アジと豊後牛しゃぶしゃぶの昼食を食べてから「大分空港」または「福岡空港」を発ち、「羽田空港」で解散となる。
旅行代金は2名一室・Kステート利用で1名あたり200,000円だ。
「飛鳥II」と「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」に泊まる4日間
「飛鳥IIに2泊するチャータークルーズとザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパに泊まる4日間」は、2024年9月10日(火)からのツアー。初日は「羽田空港」から「新千歳空港」に向かい、洞爺湖を間近に望む「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」に宿泊する。
11日(水)は、小樽にて新鮮な海鮮丼の昼食を楽しんだ後、苫小牧港出港。「飛鳥II」に2泊して、13日(金)に横浜港で解散する。
旅行代金は2名一室・Kステート利用で1名あたり240,000円~350,000円。
2024年はクルーズ旅行に行くのも良さそうだ。
(Mayu)
※表示の旅行代金に国内旅客施設使用料は含まれていないため別途支払いが必要