ANAとANA Xは、航空と鉄道のコラボレーション企画として、国内ツアー商品「コラボで見せます!鉄道と航空の最新技術と舞台裏体験ツアー」を販売している。同ツアーは旅行を楽しみながら飛行機・鉄道における環境への取り組みや最新技術を学び、体験できるツアーで、2024年2月17日(土)~18日(日)の期間で催行される予定。
交通業界の今後が気になる人に、ぜひチェックしてもらいたい。
ANAやJR九州の施設を見学できるツアー
同ツアーはファミリーや交通ファンにはたまらない内容となっている。たとえば、長崎では「西九州新幹線 大村車両基地」に立ち寄り、JR九州の車両社員による解説を聞きながら見学ができる。2日目は「ANA Blue Hangar」でEV車両や格納庫の見学、さらにANAの訓練施設「ANA Blue Base」の見学もできる。
長崎から博多への移動には「西九州フリーきっぷ」を用意。西九州新幹線も2回まで乗車可能な乗り降り自由のきっぷなので、例えば博多までの移動の間に「長崎ランタンフェスティバル」に立ち寄ることも可能だ。「長崎ランタンフェスティバル」は、中国の旧正月を祝う春節祭として始まったもので、約15,000個にも及ぶランタンと大型オブジェが飾られる長崎の冬の風物詩だ。
また、2日目の昼食には「羽田エクセルホテル東急」のカフェ&ダイニング「フライヤーズテーブル」にて「空飛ぶてりやきライスバーガー」が楽しめる。
以下、詳しく紹介していきたい。
大村車両基地
2022年9月、西九州新幹線の開業に伴い誕生した「大村車両基地」は、西九州新幹線かもめ6両編成のN700Sが配置されており「かもめの巣」として知られる。新大村駅の北約2kmに位置し、大村湾を望める。西九州新幹線かもめ6両編成のN700Sが配置され、敷地面積10万9000平米の車両基地内で、定期的な検査・修繕を行う施設だ。
ツアーでは同施設を解説付きで見学できる。
ANA Blue Hangar
「ANA Blue Hangar」は羽田空港の整備地区にある、最新設備を備えた航空機整備用の格納庫だ。広大な空間でありながら柱がないため、広くフラットな作業スペースを確保。省エネにも配慮しながら機能性と経済性を実現するような設計が特長だ。
ANAでは電動の空港用車両についても環境に配慮したものを導入している。「ANA Blue Hangar」では、今回のツアー直前に納品される新品のトーイングトラクターについて、日常から空港グランドハンドリング業務に携わる現役社員が解説してくれる。また、飛行機の整備の様子も見学できる。
ANA Blue Base
「ANA Blue Base」はANAグループ職員のための総合訓練施設で、羽田空港に近い東京都大田区エリアにある。パイロットや整備士、客室乗務員、地上係員、グランドハンドリング係員などの訓練に使用しており、安全や運航品質の向上、イノベーション推進、働き方改革、ANAブランドの発信の拠点となっている。また、施設自体に省エネ性が高い最新設備を備える点も特徴。
「ANA Blue Base」では、同施設をナビゲーターが案内してくれる。最新鋭の訓練機器や社員訓練用の施設を見学できるほか、ANAの各職種を体験できるフォトスポットで記念写真を撮ることも可能だ。
旅行しながら環境への取り組みと最新技術についても学べる、貴重な機会になりそうだ。
コラボで見せます! 鉄道と航空の最新技術と舞台裏体験ツアー
日程:2024年2月17日(土)~18日(日)
最少催行人員:15名
販売価格:2名1室利用時1人あたり49,800円、1名1室利用時1人あたり54,800円
(Mayu)
※最少催行人員に満たない場合、催行中止となる場合あり。催行可否は出発の前日から起算して24日前までに通知される