レアンドロ・ダミアン 写真:Getty Images

 元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、2023シーズン限りで川崎フロンターレを退団。Jリーグでプレー続行の可能性も報じられていたが、古巣復帰を望んでいるようだ。

 ダミアンの去就を巡っては、同選手の代理人が今月1日にブラジル1部SCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューで、日本やブラジル国内クラブからオファーが届いていることを明言。ブラジルメディア『Portal do Saopaulino』は、ブラジル1部サンパウロが同選手を獲得候補にリストアップしたと伝えていた。

 一方、ダミアンについて日本国内では「来季もJクラブでのプレーを望んでいる」と報じられていたほか、川崎所属DFジェジエウもブラジルメディア『グローボ』のインタビューで「彼は日本に残る可能性がある」とコメントを残していた。

 そんな中、本人は29日にインスタグラムを更新。インテルナシオナル在籍時の2010年、コパ・リベルタドーレス決勝でゴールを決めた時の姿やインテルナシオナルのホームスタジアムの外観をアップ。「自分のキャリアを思い出し、次の挑戦に備える」と一言添えている。

 また本人はインスタグラムのストーリーズにおいて、リオグランデ・ド・スル州のポルト・アレグレに滞在していることを報告。インテルナシオナルのホームタウンであることから、古巣復帰が予想されている。

 ただ一方で『Revista Colorada』はダミアンのSNS投稿を紹介した上で「インテルナシオナル首脳陣は、現時点でダミアンの再獲得に関心を示していない」とリポート。サンパウロからのオファーもあわせて伝えている。

 ダミアンは2021シーズンまで川崎の絶対的ストライカーとして活躍。J1優勝に大きく貢献していたが、昨季以降は本来のパフォーマンスを発揮できず。今季もリーグ戦11試合の出場で1ゴール1アシストと結果を残せなかったが、先月24日のJ1第33節・鹿島アントラーズ戦では2ゴールをマーク。さらに今月9日に行われた天皇杯決勝では、スタメン出場して77分までプレー。天皇杯のタイトルを置き土産に、川崎を契約満了により退団した。