三戸舜介 写真:Getty Images

 MF三戸舜介は今月、アルビレックス新潟からオランダ1部スパルタ・ロッテルダムへ完全移籍。移籍の舞台裏や新天地でチームメイトのFW斉藤光毅について語っている。

 左サイドを主戦場とする三戸は今季、J1リーグ24試合のスタメン出場で4ゴールと本領発揮。Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞したほか、U22日本代表にも複数回選出。MF三笘薫所属ブライトンをはじめ複数クラブからの関心が取りざたされる中、今月21日にスパルタ移籍が正式決定している。

 オランダメディア『Rijnmond』によると、スパルタのテクニカルディレクターとスカウト部長が来日し、三戸に説得。スパルタから連絡があったのは2週間前だったほか、三戸自身はスパルタからオファーが届いた後、斉藤に相談しなかったという。

 また本人は同メディアのインタビューで「彼らは僕に対して『スパルタでさらに成長できる。海外挑戦をする際に最初のクラブとして相応しい』と言ってくれました。オランダ1部リーグは僕にピッタリですね」と、移籍前の出来事を振り返っている。

 そんな三戸は、現在負傷離脱中の斉藤と左サイドでポジションが被る。日本人選手同士でポジション争いを展開する可能性を問われると、「(斉藤とポジションが被ることについて)問題ないですね。右サイドやトップ下でもプレーできます」と、斉藤とともにピッチに立つ可能性を強調している。

 なお『Rijnmond』は、三戸の代理人がFW上田綺世(フェイエノールト)を顧客に持っているほか、小野伸二氏の海外移籍を手掛けたことを紹介。斉藤がこの冬に結婚したこともあわせて伝えている。