イングランド2部ハダースフィールド・タウンFC所属の日本代表DF中山雄太がAFCアジアカップを前に、カタールW杯直前から今年夏までの負傷離脱期間を回顧。復帰前と後の違いを明かしている。
中山はカタールW杯開幕直前に行われたリーグ戦で右足アキレス腱を負傷。カタールW杯欠場を余儀なくされたほか、昨季後半戦を棒に振った。それでも今年7月に実戦復帰すると、9月下旬以降はコンスタントにスタメン出場。10月には日本代表復帰を果たしている。
森保ジャパンでは左サイドバックのレギュラーとして期待されている中山。英紙『ヨークシャー・ポスト』のインタビューで、以下のように離脱期間を振り返っている。
「怪我をしたあの時期があったからこそ、僕はより強くなるチャンスを得ました。様々なことに取り組んできましたけど、一番大きかったのはフィジカル(の重要性)ですね」
「怪我のおかげで、イングランド2部リーグのプレー強度の高さに慣れることがいかに重要かを考えることができました。フィジカル強化にかなりの時間を費やしましたね。今プレーをしていて、身体が強くなったと感じています。負傷離脱中に素晴らしい時間を過ごせたと思っていますよ」
10月の代表復帰時には、JFA公式YouTubeチャンネルの『Team Cam』で公開されたDF板倉滉(ボルシアMG)との対談企画で「サッカー選手としてより強くなって帰ってくるのもそうだし、人として成長して帰ってきたいと思って(リハビリ期間を)過ごしていたから、一切苦しい時間がなかった」
「小説より自己啓発本を読んでいた。つねに成長じゃないけど、『何か自分に取り入れるものないかな』と思って読み始める本が多かった」と、離脱期間の有効活用を強調していた中山。『ヨークシャー・ポスト』のインタビューでは「アジアカップは大舞台ですし、タイトルを取り戻す必要があります」と、アジアカップへの意気込みも語っている。