浦和レッズは今月29日、スウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンを完全移籍により獲得することでスウェーデン1部BKヘッケンFFと合意したと公式発表。スウェーデン国内メディアが、両クラブの取引内容を伝えている。
現在28歳のグスタフソンは、身長187cmで右利きの守備的MF。2021年7月にヘッケンへ復帰すると、復帰1年目はハムストリングの負傷により大半の試合を棒に振ったが、2022シーズンはほぼ全試合スタメン出場で1ゴール4アシスト。クラブ史上初のリーグ優勝に大きく貢献すると、2023シーズンは公式戦ほぼ全試合でキャプテンマークを巻き、2ゴール10アシストをマークしていた。
今月はじめにマチェイ・スコルジャ監督の後任として、ヘッケン指揮官のペル・マティアス・ヘグモ氏を招へいした浦和だが、同クラブからグスタフソンの引き抜きにも成功。スウェーデン紙『エクスプレッセン』によると、同選手の獲得で浦和がヘッケンに支払う移籍金額は800万〜900万クローネ(約1億1300万円~1億2700万円)にのぼるという。
また現在イタリア2部で3位のコモ・カルチョもグスタフソンに関心を寄せていた模様。スウェーデンメディア『Fotboll Direkt』によると、同選手のヘッケンの契約には海外クラブへ移籍する場合のみに適用される契約解除条項が盛り込まれていたという。
なおグスタフソンは浦和公式サイトを通じて、ファン・サポーターへ以下のようなメッセージを残している。
「浦和レッズファン・サポーターのみなさま、こんにちは。日本で最も大きなクラブに移籍することになり、名誉を感じるとともに身の引き締まるおもいです。この冒険に乗り出すことに、非常に興奮していますし、浦和レッズの一員として、プレーすることが楽しみでなりません!みなさんにお会いできることを心から楽しみにしております」