来年1月1日に国立競技場で日本代表「森保ジャパン」と対戦するタイ代表。同国代表に招集されたMFスパチョーク・サラチャート(北海道コンサドーレ札幌)が、日本戦を前に思わぬトラブルに巻き込まれた。
石井正忠監督率いるタイ代表は、日本戦にむけてスパチョークやMFエカニット・パンヤ(浦和レッズ)など23名を招集。かつて横浜F・マリノスでJ1優勝を成し遂げたDFティーラトン・ブンマタン(ブリーラム・ユナイテッド)をはじめ元Jリーガー数名もメンバーに選出されている。
タイ紙『タイラット』によると、タイ代表一行は29日午前にスワンナプーム国際空港を出発。出発前には石井監督やスパチョークら一部選手が地元メディアのインタビューに対応していた。
しかしスパチョークがマイクの前に立ってインタビューを受けている最中に、ウェストハム・ユナイテッドを応援する外国人サポーターが乱入。ウェストハムが28日開催のプレミアリーグ第19節で首位アーセナルを下しただけに、スパチョークの肩に手を回しながら、マイクの前で興奮気味に二言三言叫んだのだ。
突然の出来事にスパチョークが戸惑いを隠せない中、タイ代表スタッフは同選手を当該サポーターから引き離すなど、対応に追われた。また『タイラット』は「あまりにも失礼だ」と、サポーターの行為を非難している。
ブリーラムの主力選手として活躍し、昨年夏から札幌でプレーしているスパチョーク。日本では珍しいインタビュー対応中のトラブルが、タイ国内で議論の対象となっている。