エデル 写真:Getty Images

 ブラジル1部アメリカ・ミメイロ(アメリカMG)所属のブラジル人FWエデルに、Jリーグ移籍の可能性が浮上。中東や中国国内クラブと争奪戦を繰り広げる可能性が現地で報じられている。

 現在28歳のエデルは、身長184cmで右利きのセンターバック。スポルチ・レシフェをはじめブラジル国内の複数クラブを渡り歩き、昨年1月にアトレチコ・ゴイアニエンセからアメリカMGへ移籍。加入1年目の2022シーズンはブラジル1部リーグ38試合中33試合でスタメン出場と、守備陣の中心選手としてチームを支えていた。

 しかし今季はリーグ戦でのスタメン出場が17試合と、序列低下が顕著に。コパ・スダメリカーナでは12試合中10試合の先発出場で2ゴールと結果を残していたが、11月にはリーグ戦4試合連続出番なしと厳しい立場に置かれている。

 ブラジルの移籍市場に精通するアンドレ・エルナン記者によると、クイアバ、アトレチコ・ゴイアニエンセとブラジル国内2クラブがエデルの獲得オファーを提示。ブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマやサウジアラビア、中国、日本のクラブも同選手の獲得交渉を進めているという。

 またドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、エデルとアメリカMGの契約期間は2024年12月までであるとのこと。契約年数が残り1年とみられるだけに、アメリカMGがどの程度の移籍金を求めるかも焦点となりそうだ。