2022年11月をもって引退した2000形「黄電（きなでん）」カラーの復刻車両が、2024年1月26日（金）より運行。現在運行中の車両に復刻カラーを施す形での復活となる。また、今回は復刻記念品も発売されるが、今後もさまざまな企画を予定しているという。
鉄道好きや福岡・九州にゆかりのある人たちは必見だ。
「黄電カラー」が復活
筑豊電気鉄道にて1977年7月より運行を開始した2000形車両、通称「黄電」。もともとは福岡市内・北九州市内で西鉄路面電車として活躍していた車両を改造したものだった。
長きにわたって地域の人々や鉄道ファンに愛され続けてきた「黄電」だったが、2009年ごろから輸送人員の減少と老朽化代替となった5000形の導入により、順次廃止となっていき、「黄電」塗装も無くなった。
2018年には最後の1編成となり、2000形（2003号）の塗装を開業時の「西鉄マルーン＆ベージュ」と初代2000形「黄電」の2つの顔を持つ奇抜なデザインで同時復活。そして昨年その役目を終えた2000形だが、現在は汽車倶楽部にて1編成が静態保存されている。
西鉄マルーン＆ベージュ
2000形車両引退時、同車両を運行してきた筑豊電気鉄道に「黄電カラーがなくなるのは寂しい」という声が多くのファンから寄せられていた。そのため今回、現在運行中で筑豊電気鉄道初の製造車両として知られる3000形に「黄電」復刻カラーを施すことになったという。
3000形
復活とともにグッズなども展開
「黄電」カラーの復刻を記念して、2022年11月の引退イベントで使用したパネルをモチーフにしたアクリルキーホルダーを、復刻車両の運行と同日に、黒崎定期券売場および楠橋電車営業所にて販売する。価格は1個500円（税込）で、200個限定だ。
また、西鉄旅行による復刻車両を用いた企画や、引退した2000形に会いに行く「運転体験＆撮影会＆汽車倶楽部へ2000形に会いに行こう」の開催を2024年3月ごろに予定しているとのこと。詳細は決定次第、西鉄旅行および筑豊電気鉄道の公式サイトにて通知されるそうなので、期待して待とう。
2000形「黄電」カラー復刻
運行開始日：2024年1月26日（金）
運行路線：筑豊電気鉄道線
編成数：1編成（3000形3009号）
黒崎定期券売場
所在地：福岡県北九州市八幡西区黒崎3丁目15-3
営業時間：平日 8:00～19:00、土曜日 10:00～18:00、日・祝 10:00～17:00
楠橋電車営業所
所在地：福岡県北九州市八幡西区楠橋下方3丁目1-14
営業時間：6:30～22:30
（Mayu）
