あじか磯釣りセンターさんが主催する年に一度の大イベント「五島列島クロ釣り選手権大会」に参加してきました。釣り師が憧れるエリアで釣りをできるのは幸せです。今回は、その大会の模様をレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

「記録より記憶に残る釣行に」第22回五島列島クロ釣り選手権大会に参戦

クロ釣り最強を決める大会に参加

昨年に続き2回目の参加となる五島列島クロ釣り選手権大会は参加人数が100人を超えます。そして優勝賞金30万円に加えてお楽しみ抽選の景品も豪華。なにより五島列島を舞台とした夢のある大会なのです。

「記録より記憶に残る釣行に」第22回五島列島クロ釣り選手権大会に参戦第22回五島列島クロ釣り選手権大会(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

今年は例年と違い、出港から帰港まで約24時間とスケジュールが大幅に変更されました。今回ご一緒させていただいたのは、がまかつやサンラインのフィールドテスターなど磯釣り界で大活躍されている藤井孝男さんです。

チャンピオンの特権

私は前年チャンピオンということで、1番くじを引かせてもらいました。引いたくじは「ウイングの3番」。

「記録より記憶に残る釣行に」第22回五島列島クロ釣り選手権大会に参戦1番くじの結果(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

荷物を積み込み、いざ出港です。五島列島まで90分ほどかかるので、その間に仮眠をして釣りに備えることとしました。

「記録より記憶に残る釣行に」第22回五島列島クロ釣り選手権大会に参戦出船の様子(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

帆揚瀬のツメへ渡礁

目が覚め外を見ると、目の間に広がるのは離島の絶景。今回は上五島の西側に位置する帆揚瀬のツメに渡礁しました。渡礁後、早く釣りたい気持ちを抑えて落ち着いて準備を始めます。

「記録より記憶に残る釣行に」第22回五島列島クロ釣り選手権大会に参戦渡礁した場所の様子(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

今回のタックルは竿が1.75号でリールが3000番で道糸とハリスともに3号でウキは00でハリはグレバリ6〜8号を使用。1発大物に期待して太仕掛けで挑みました。

「記録より記憶に残る釣行に」第22回五島列島クロ釣り選手権大会に参戦当日のタックル(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

撒きエサは3kg板のオキアミ生とボイルが5角ずつの計10角とパン粉10kgを用意。付けエサはボイルと加工の生を使用しました。

「記録より記憶に残る釣行に」第22回五島列島クロ釣り選手権大会に参戦撒きエサ(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

いきなり40cmオーバーで溢れかえる

海を見て船着場の左側を藤井さんに譲ってもらい釣り座をかまえました。

左側からウネリがきて、釣り座正面からサラシが出ている状況。まずはそのサラシにマキエを打ち、足元から仕掛けを入れていきヒットポイントを見つけます。そしてすぐに40cmオーバーの良型をキャッチしました。

それから30m程沖のラインで海面がパシャパシャしはじめたので試しに仕掛けをダイレクトに投入。これが的中し、釣りスタートから40分で40cm〜47cmのクチブトでキーパーバッカンが溢れかえりました。

このロケットスタートを皮切りに夕マヅメから夜釣りも期待しましたが、イサキばかり釣れ、クロはノーヒット。それから朝マヅメもクロはノーヒットでした。

そして時間は過ぎていき、完全に日が昇った頃35cmほどのクロや45cmくらいのイスズミをキャッチするも、納得サイズのクロはアタらず納竿10分前になりました。

ラインが張ったので少し待ちアワせると、いい重量感で竿が曲がります。しかしすぐにハリ外れでバレました。船も回収にくるので悔しいですが、片付けとしました。