マツダが東京オートサロン2024における出展概要を発表。MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept、倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERといったスーパー耐久シリーズ参戦車両や、手動運転操作でロードスターの走りが楽しめるMAZDA ROADSTER Self-empowerment Driving Vehicleなどを出品。MAZDA SPIRIT RACINGカラーの車両をグランツーリスモ7上で操ってタイムアタックするeSPORTS Time Attack Challengeも実施
マツダは2023年12月15日、2024年1月12日から14日にかけて千葉県の幕張メッセで開催される東京オートサロン2024の出展概要を発表した。
マツダは現在、ユーザーを起点とし、ユーザーが望むマツダらしい商品・サービスを提供することにより、ユーザーと感情的な繋がりを強めていくブランド体験の取り組みを強化。そして、移動体験の感動を量産するクルマ好きの会社として、前向きに今日を生きる人の輪を広げていくという目標を掲げている。今回のオートサロンのブースでは、この目標に基づいた、カーボンニュートラルの未来に挑むスーパー耐久シリーズ参戦車両や、手動運転装置を搭載した「MAZDA ROADSTER Self-empowerment Driving Vehicle」を展示。また、モータースポーツをより身近で気軽に楽しむ「eSPORTS Time Attack Challenge」や、ゲストを交えて語る各種トークショー、プロドライバーが運転するロードスターの助手席で小学生の子供がスポーツ走行を同乗体験できる「WILD DRIVE KIDS BY MAZDA×BRIDGESTONE」などを開催する予定だ。
注目の出展車両を紹介していこう。
まずMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptは、スーパー耐久シリーズST-Qクラスに準拠した車両で、マツダ3ファストバックに2.2リットルSKYACTIV-Dエンジンを搭載し、カーボンニュートラル(CN)の選択肢の1つとして軽油代替バイオディーゼル燃料を使用。2023年シーズン前半はユーグレナ提供のHVO(水素化植物油)、後半からは欧州で実用化も始まっているフィンランドNESTE社のHVO(リニューアブルディーゼル燃料)を使用するなど、昨年までの微細藻類ベースのバイオ燃料に加えて様々な燃料での実証実験を、レースを通じて行っている。
次にMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF conceptは、スーパー耐久シリーズST-Qクラスに準拠した車両。2リットルSKYACTIV-Gエンジンのロードスターをベースに、カーボンニュートラル(CN)の選択肢の1つとしてガソリン代替CN燃料を使用し、2023年シーズンの第4戦オートポリスから参戦を開始する。CN燃料はトヨタやSUBARUと共同で開発を進めている。
そして倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERは、スーパー耐久シリーズST-5クラスに準拠した車両。2023年シーズンはマツダ車関連のグラスルーツレース(パーティレースなど)の成績優秀者から選ばれたメンバーのS耐参戦をサポートする「チャレンジ・プログラム、スーパー耐久レースへの道」の車両として使用した。
一方でMAZDA ROADSTER Self-empowerment Driving Vehicleは、「体の不自由な人にも、単なる移動手段ではなく、クルマを運転する楽しさを体験してほしい」という想いのもとで開発した市販モデル。マツダが掲げる“人馬一体”の走りをダイレクトに体感できるロードスターを、手動運転操作で楽しめるようアレンジしている。
なお、ブースではMAZDA SPIRIT RACINGCOLLECTIONおよびMAZDA COLLECTIONを販売するショップも設置する予定である。
提供元・CAR and DRIVER
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