アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、AFCアジアカップ開幕前の復帰が期待される中、セリエA(イタリア1部)ナポリから関心を寄せられている模様。ナポリはDF板倉滉(ボルシアMG)の獲得にも興味を示しているほか、同クラブの会長は日本人選手獲得を望んでいるという。
ナポリは2022/23シーズンにセリエA優勝を成し遂げたが、守備の要だった韓国代表DFキム・ミンジェがシーズン終了後にバイエルン・ミュンヘンへ完全移籍。後釜として板倉を獲得候補に挙げていたが、同選手はボルシアMGに残留。結局ブラジル人DFナタンを獲得したが、同選手は低調なパフォーマンスを露呈。今月23日のローマ戦でスタメンを外れるなど、周囲の期待に応えられていないだけに、クラブはセンターバックの獲得を検討しているという。
英メディア『スカイスポーツ』イタリア版によると、ナポリはセンターバックの新戦力候補に冨安をリストアップしているとのこと。同メディアは板倉、DFメリフ・デミラル(アル・アハリ)、DFラドゥ・ドラグーシン(ジェノア)などもナポリのターゲットとして紹介している。
またナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は今年5月、イタリアメディア『Rai』の番組内で日本人選手獲得という目標を公言。板倉やMF久保建英(レアル・ソシエダ)ら複数選手がナポリの獲得候補として報じられたものの、今年夏の日本人選手獲得は実現しなかった。
一方で冨安の去就を巡っては、英メディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者が今年11月にバイエルン・ミュンヘンからの関心を報道。ただ英メディア『チームトーク』は、現在2025年6月まで契約を残している冨安がアーセナルと契約延長で合意に達する可能性を報じていた。