セルティック FW古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、今季ここまでスコットランド1部リーグで7ゴールと、得点力を発揮できていない。30日にレンジャーズとのダービーマッチを控える中、セルティックOBがMF旗手怜央不在の影響を指摘している。

 古橋は昨季の公式戦で30ゴール以上をマークも、今季は監督交代による戦術変更もあり、得点のペースが大幅に低下。今月6日に行われた第16節ハイバーニアン戦から2試合続けて韓国代表FWオ・ヒョンギュにレギュラーを明け渡すなど、ブレンダン・ロジャーズ監督からの信頼を掴んでいるとは言い難い状況だ。

 その古橋とともにセルティックの主力選手として活躍していた旗手は、10月末のUEFAチャンピオンズリーグ・アトレティコ・マドリード戦で負傷。現在離脱中も、ロジャーズ監督はレンジャーズ戦でベンチ入りする可能性を明かしている。

 古橋の状態が心配される中、セルティックのレジェンドであるパット・ボナー氏は、古橋が味方との連係で不満を抱えていると主張。英公共放送『BBCスポーツサウンド』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。

 「彼がクラブに来たとき、信じられないような動きをしていた。二重の動きだったんだ。短い距離を戻って、長い距離を前進するという動きを繰り返していた」

 「中盤の選手は彼の動きにどう対応すればいいのか分からなかった。しかし必ずと言っていいほど、ボールは彼に渡った。彼があの動きをすると、突然ボールが後ろから入ってきた。そして次の瞬間、彼は中央に入っていた。彼はいつも得点していたわけではない。でも、彼はチャンスを作っていた」

 「リヴィングストン戦では、試合開始直後からあんなに走っていた。それから突然、セルティックは2,3本余計なパスをした。それから彼は動きを止めた。フラストレーションが溜まっているのは分かる。旗手がピッチにいなくて寂しいからなのかは分からない。もしかしたら、彼はあの縦パスを出してくれる選手を探しているのかもしれない」