クリスマスで賑わうマンハッタンのグランドセントラルターミナルの飲食店で、10代の少女2人が男に刃物で刺され負傷した。
ニューヨークポスト紙によると、犯人は黒人の男で、犯行に及ぶ際「白人は全員死ね」と叫んでいたという。ヘイトクライムの殺人未遂と暴行で逮捕された。
事件が起きたのは、午前11時半ごろ、駅地下のフードコートにあるフレンチカフェ「Tartinery」。男は最初、スタッフから店を出ていくよう命じられた際、「俺は出てゆく。白人の男にやっつけられたくない」と答えた。しかし、別のスタッフに、注文をするから着席させて欲しいと頼み「俺は黒人と座りたくない。クラッカー(貧しい白人)と座りたい」などと呟いたという。
男は水を出された後、白人の家族が座っていた席に近づき、ポケットから取り出した刃物で少女の背中を刺した。一家が逃げようとする間、男はもう1人の少女の足を刺した。被害者は14歳と16歳で、両親とともにパラグアイから旅行で訪れていた。