三菱自動車がクロスオーバーSUVのアウトランダーPHEVを商品改良。機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを図るとともに、特別仕様車「ブラックエディション」を一部変更したうえで継続してラインアップ

 三菱自動車は2023年12月7日、クロスオーバーSUVのアウトランダーPHEVの商品改良を実施し、同日より発売した。

三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=▲三菱アウトランダーPHEV・P 価格:602万3600円 全長4710×全幅1860×全高1745mm ホイールベース2705mm 車重2110kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費16.2km/リットル EV走行換算レンジ(WLTCモード)83km 写真のボディカラーはホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ、『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開は以下の通り。

M(5名乗り):499万5100円

G(5名乗り):549万8900円

G(7名乗り):559万200円

P(7名乗り):602万3600円

特別仕様車 ブラックエディション(7名乗り):630万4100円

なお、ブラックエディションは2024年2月8日の発売を予定する。

三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=▲三菱アウトランダーPHEV ブラックエディション 価格:630万4100円 全長4710×全幅1860×全高1745mm ホイールベース2705mm 車重2130kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費16.2km/リットル EV走行換算レンジ(WLTCモード)83km ベースモデルは従来のGグレードからPグレードに変更。写真のボディカラーはブラックエディション専用色のグラファイトグレーメタリック/ブラックマイカ、『CAR and DRIVER』より 引用)

 今回の改良は、機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを図るとともに、特別仕様車のブラックエディション(BLACK Edition)を一部変更したうえで継続設定したことが特徴である。

 まず機能装備の面では、ヘッドライトウォッシャー(Mグレードを除く)やLEDリアフォグランプといった悪天候時に役立つ機能を標準装備し、降雪地域や長距離ドライブなど運転が不安なシーンでの安全性をさらに向上。また、従来のUSB Type-CとType-Aに加え、ユーザーからの要望が多かったHDMIポートを全グレードに標準で組み込み、スマートフォンやタブレットなどの画面をスマートフォン連携ナビゲーションに出力することで、急速充電中や家族の送り迎えなど車内での待ち時間に動画などを気軽に楽しめるようアレンジした。

三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=▲ヘッドライトウォッシャー(Mグレードを除く)を標準装備、『CAR and DRIVER』より 引用)
三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=▲LEDリアフォグランプを標準で組み込む、『CAR and DRIVER』より 引用)
三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=▲HDMIポートを全グレードに標準で採用、『CAR and DRIVER』より 引用)

 ボディカラーについては、2トーンにブラックダイヤモンド/スターリングシルバーメタリックを、モノトーンにグラファイトグレーメタリックを新設定。従来色と合わせて全12色の展開とした。

三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=▲ボディカラーにブラックダイヤモンド/スターリングシルバーメタリック(写真・上)の2トーンとグラファイトグレーメタリック(同・下)のモノトーンを新設定、『CAR and DRIVER』より 引用)

 ブラックエディションの変更内容に話を移そう。

 ベースモデルは従来のGグレードから最上級仕様のPグレード(7名乗り)へと切り替え、ヘッドアップディスプレイやBOSEプレミアムサウンドシステムの採用など装備の充実化を図り、合わせて電動パノラマサンルーフを特別装備するなど、機能性・快適性をさらに向上させる。また、エクステリアではダイナミックシールドをグロスブラック、サイドウィンドウモールをブラックとし、同時にグロスブラックのルーフレールを標準装備するなどして、より精悍なスタイリングを創出。ボディカラーにはグラファイトグレーメタリック/ブラックマイカの2トーンをブラックエディション専用色として設定し、2トーン3色、モノトーン2色という計5色の展開とした。

三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=▲ブラックエディションはグロスブラックのダイナミックシールドとルーフレールを標準装備、『CAR and DRIVER』より 引用)
三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
三菱アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ。特別仕様車「ブラックエディション」を継続設定
(画像=▲ブラックエディションはレザーエッチングのシフトパネルやブラックステッチ入りのセミアリニンレザーシート(ブラック)を採用、『CAR and DRIVER』より 引用)

 パワートレインは従来を踏襲し、4B12型2359cc直列4気筒DOHC16V・MIVECエンジン(98kW/195Nm)+S91型フロントモーター(85kW/255Nm)+YA1型モーター(100kW/195Nm)+リチウムイオンバッテリー(総電力量20kWh)で構成するプラグインハイブリッドシステムを搭載している。

文・大貫直次郎/提供元・CAR and DRIVER

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