奥抜侃志 写真:Getty Images

 ドイツ2部ニュルンベルク所属MF奥抜侃志は、来年1月1日に行われる「TOYO TIRES CUP 2024」タイ戦の日本代表メンバーに招集。ドイツ国内では、AFCアジアカップ参戦がほぼ確実だと報じられている。

 奥抜は昨年夏に大宮アルディージャからグールニク・ザブジェへレンタル移籍すると、2022/23シーズンのポーランド1部リーグ26試合出場で4ゴールと活躍。今年6月にグールニクを退団し、大宮からニュルンベルクへ完全移籍した。

 そしてニュルンベルク加入1年目の今季も、ここまでドイツ2部リーグ全17試合スタメン出場で3ゴール1アシスト。左ウイングでレギュラーを掴むと、今年10月に初めて日本代表に招集されている。

 日本代表での活躍も期待される中、ドイツ誌『ビルト』は今月26日に「日本代表のせいで、ニュルンベルクは奥抜不在のもと練習再開」という見出しのもと、同選手の今後について以下のように綴っている。

 「奥抜は28日から日本代表チームの活動に参加する。日本は来年1月1日、アジアカップに向けた親善試合でタイと対戦する。そのため彼は来年1月2日のニュルンベルク練習再開初日に姿を見せることはないだろう」

 「くわえて、ニュルンベルクは奥抜不在のもとでシーズン後半戦にむけて準備しなければならない。ビルトが入手した情報によると、森保監督はニュルンベルクでの好成績を受けて、奥抜をアジアカップに参加させる可能性がかなり高いとのことだ」

 なおニュルンベルクは日本代表がアジアカップで決勝まで勝ち上がった場合、奥抜をリーグ戦最大4試合で欠くことになる。ニュルンベルク攻撃陣に必要不可欠な選手として結果を残しているだけに、ドイツ国内では同選手の代表入りが悲観的に捉えられている。