若手ヴァイオリン奏者・島谷美賀子氏のリサイタルが、2024年2月17日(土)19時より東京・白金音楽堂にて開催される。

SNSでの活動にも力を入れている新進気鋭のヴァイオリニストが奏でる名曲の数々。その瑞々しい演奏を堪能したい。

多くの実績に輝く島谷氏が名曲を奏でるリサイタル

ロンドンのウィグモアホールでのコンサート出演のほか、今年はロンドンシティフィルハーモニックとの共演も果たした島谷美賀子氏。

大学在学中には室内楽にも力を入れ、大学のバックアップのもとイギリス各地で年間40公演以上ものコンサートに出演したという若手ヴァイオリニストだ。2018年ノースロンドン音楽フェスティバルコンチェルト部門で第1位、第32回日本クラシック音楽コンクール大学の部で最高位を獲得し、第19回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽部門で第1位となるなど輝かしい実績を持つ。

同氏はこれまでに岩澤麻子氏、チャールズ・セウォート氏、レヴォン・チリンギリアン氏、フィリップ・オノレ氏、ジェルジ・パウク氏、清水高師氏に師事。また、近年はInstagram・YouTubeなどで、クラシック演奏動画の配信にも意欲的に取り組んでいる。

リサイタルで共演するピアニストは、松田龍氏だ。1996年生まれの松田氏は、5歳より萩原ゆかり氏のもとでピアノをはじめ、桐朋学園大学音楽学部を卒業。桐朋学園大学附属の子どものための音楽教室・仙川教室の非常勤講師も務める。

現在はソリスト・アンサンブルピアニストとして活動。こちらも新進気鋭の若手ピアニストとして注目を集めている。

島谷美賀子氏は、同リサイタルに向けて「誰でも一度は聴いたことがある親しみやすい名曲クラシックから本格的なソナタや協奏曲、そして室内楽まで幅広いクラシック音楽の素晴らしさ、生演奏でしか味わえない音の響きを肌で感じていただけたらと思います」と抱負を述べる。

当日演奏する曲目は、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」、クライスラー「前奏曲とアレグロ」、サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」などを予定している。

英国王立音楽院卒のヴァイオリニストで、国内外のコンクールへも挑戦を続ける島谷氏。そのライブ感あふれるリサイタルを堪能してみては。

島谷美賀子 ヴァイオリンリサイタル
開催日:2024年2月17日(土)
時間:18時20分開場、19時開演
会場:白金音楽堂
所在地:東京都港区白金3-10-16 白金望月ビル2階
料金:4,000円(税込)

(高野晃彰)