2023年11月、オープンソースの生成AIモデルを構築するためのクラウドプラットフォームを開発しているアメリカのIT企業「Together AI」が、シリーズAで1億250万ドルの資金調達を行ったことを発表した。
創業者は元Appleのシニアディレクター

Together AI 公式サイトより引用
AIモデル作成プラットフォームを提供
Together AIは、世界中の開発者がオープンでカスタマイズ可能なAIモデルを作成するためのクラウドベースのプラットフォームを提供している。
このプラットフォームは、Llama-2、RedPajama、Falcon、Alpaca、Stable Diffusion XLなど、世界をリードするオープンソースモデルを統合しており、APIを呼び出すだけで簡単にオープンソースモデルを微調整または実行できるという。
低価格で生成AIプラットフォームを展開
Together AIは、Google Cloud、AWS、Azureなどの主要なベンダーに比べて低い価格でクラウドプラットフォームを提供しているという。
Vipul Ved Prakash氏は「現在のクラウド製品は、閉鎖されたソースモデルとデータを持っているため、企業が生成AI戦略を定義する際に、企業が求めるプライバシー、透明性、カスタマイズ性、展開の容易さを提供していない」と述べている。
生成AIは人類社会に長期的な影響を与える?
「新興企業も大手企業も同様に、単一ベンダーへのロックインから解放された、ビジネスのための生成AI戦略の構築を模索している」とVipul Ved Prakash氏は自社サイト上のブログで述べている。
さらにPrakash氏は「オープンソースAIは、ほぼ毎週リリースされるますます強力な生成モデルにより、これらのアプリケーションに強力な基盤を提供する。私たちは、生成AIがプラットフォームテクノロジーであり、アプリケーション用の新しいオペレーティングシステムであり、人類社会に長期的な影響を与えると信じている。AIエコシステムは独自のモデルとオープンモデルで構成され、この未来には選択肢とオプションがあることが非常に重要である。」と続けた。