原大智(シント=トロイデンVV在籍時) 写真:Getty Images

 ロアッソ熊本所属のMF平川怜には、ジュビロ磐田、東京ヴェルディ、ポーランド1部グールニク・ザブジェが関心も、磐田移籍の可能性が一部で報じられている。その平川の去就には、ポーランドメディアも注目。グールニク移籍が実現しないとみられる中、同クラブがFW原大智(現京都サンガ)の獲得に失敗した過去もあわせて紹介している。

 ポーランドメディア『iGol』は今月21日に「奥抜侃志の成功を受けて、グールニクはJ2リーグでの模索を続けている」という見出しのもと、平川の去就を特集。平川がかつてFC東京U23でプレーしていたことを紹介すると、FC東京U23時代のチームメイトであった原について以下のように綴っている。

 「FC東京のリザーブチームでは、一時グールニクが関心を寄せていた原とチームメイトだった。原はクロアチア、スペイン、ベルギーでプレーした後、日本に帰国して輝きを放っている。彼はグールニク所属選手になる可能性もあった。しかし、移籍金を支払いたくないというグールニクの意向が障壁となった」

 原は2017シーズンにFC東京U23で結果を残すと、翌2018シーズンにトップチーム昇格。2020シーズンにJ1リーグで26試合に出場し、同シーズン終了後にクロアチア1部NKイストラ1961へ完全移籍。その後はスペインのアラベスやベルギー1部シント=トロイデンVVを経て、今年7月に京都へ加入。京都ではリーグ戦13試合の出場で7ゴール4アシストと、Jリーグ復帰1年目で早速絶対的ストライカーとして地位を確立している。

 なおグールニクは、直近数年間で日本人選手を次々と獲得。昨年夏に大宮アルディージャから期限付き移籍により加入した奥抜は、元ヴィッセル神戸所属選手のFWルーカス・ポドルスキとともに主力選手として活躍していたほか、川崎フロンターレ下部組織出身のMF横田大祐が在籍。今年8月には興國高校FW宮原勇太の加入が決まっている。