相馬勇紀 写真:Getty Images

 名古屋グランパスからポルトガル1部カーザ・ピアACへ期限付き移籍中のFW相馬勇紀は、来年1月1日に行われる国際親善試合タイ戦で日本代表メンバー外に。アジアカップ参戦の可能性に注目が集まる中、現地メディアが同選手の現状を伝えている。

 相馬は今年1月に名古屋グランパスからカーザ・ピアACへ移籍すると、加入1年目の2022/23シーズンからリーグ戦13試合のスタメン出場で2ゴール1アシストをマーク。期限付き移籍期間延長により、カーザ・ピアACに残留すると、今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場。主に右ウイングを任せられている。

 そんな相馬は先月開催のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選2試合で、およそ半年ぶりに代表復帰。ミャンマー戦でフル出場したが、シリア戦では出番がなかった。

 ポルトガル紙『ア・ボーラ』によると、カーザ・ピアACは今月18日にリーグ戦を消化した後、3日間のオフを挟んで26日午後から全体練習を再開。31日のリーグ戦にむけて準備を進めるという。

 ただ同クラブ所属の外国籍選手では、スペイン・ビルバオ出身のDFガイスカ・ララサバルしか帰国を許可されなかったとのこと。『ア・ボーラ』は「相馬は一時帰国によりチーム再合流が遅れる可能性など制約を避けるべく、ポルトガルでクリスマス休暇を過ごさなければならなかった」と綴っている。

 ポルトガル1部リーグが年末にも試合を開催することにより、MF守田英正(スポルティングCP)やGK中村航輔(ポルティモネンセ)らと同じく、日本代表メンバー外など様々な制約を受けている相馬。アジアカップ参戦の可能性は、現時点で不透明と考えられる。