デジタル技術を活用してディスプレイやプロジェクターなどに映像や文字を表示する情報・広告媒体「デジタルサイネージ」。商業施設や駅、店頭などで頻繁に見かけるようになりました。
デジタル看板などの製造・輸入・販売を行うNEOTOKYO株式会社が、バックパック型移動式小型LEDビジョン「ちんどんビジョン」を開発、発売を開始しました。
バックパックのように背負えるこの「看板」は、昭和の「ちんどん屋」と令和の「最新型LEDビジョン」の“最強コラボレーション”だといいます。
ちんどん屋とは?
ピエロ姿や江戸時代風の着物など、ド派手な衣装に身を包んだ人びとが、鉦(かね)や太鼓を鳴らしながら宣伝・広告を行います。そのルーツは江戸時代の飴売りや、大道芸にあるという明治から昭和にかけてひろく行われた「広告・宣伝業」です。
富山県では現在でも全国からプロ・アマチュアの「ちんどん屋さん」が集まってその演技・技量を競う「全日本チンドンコンクール」が例年4月に実施されています。
富山商工会議所|全日本チンドンコンクール
歩きながら広告を掲示
「ちんどんビジョン」は、人が背負って移動しながら広告するようにサイネージ本体と、背負子(ザック)、移動式電源がセットになっています。専用スタンドをつかえば、常設での使用もできるようです。
通信環境を問わないSIMカード式
「ちんどんビジョン」は、広告/集客活動を行う現場が屋外であっても、LANケーブルでの有線接続やWi-Fi環境の構築が不要。SIMカード式を採用しているため、通信環境に依存することなく掲示コンテンツの更新が可能だといいます。
また、広告コンテンツ掲示の合間に「時計」「NEWS」「天気予報」といった公共情報を無料で投影できるようになっているそうです。
<参照>
「あなたの事、バズらせます」日本初!バックパック型移動式小型LEDビジョン「ちんどんビジョン」登場