目次
クリスマスツリーとクリスマスの関係
 ・クリスマスツリーは何を象徴している?
 ・クリスマスツリーのてっぺんに星がある理由
まとめ

クリスマスツリーとクリスマスの関係

クリスマスに飾られる「モミの木」、なにを象徴している木?キリストと何か関係あるの?
(画像=『FUNDO』より引用)

ドイツでの樹木信仰を背景に生まれたとされるクリスマスツリー。
その後はアレンジなどが加えられることで、クリスマスとの結びつけが深まっていきました。

クリスマスツリーは何を象徴している?

ドイツで三位一体をあらわすとされたモミの木ですが、クリスマスにおけるクリスマスツリーは「知恵の樹」の象徴とされ、日本語では「聖樹」と呼ばれることもあります。
この「知恵の樹」とは旧約聖書に登場するキリスト教においても重要な木です。

旧約聖書の創世記では、知恵の樹に実る果実を食すと神々と同じ善悪の知識を得るとされている反面、不死身の力を失うとされています。
人類最初の人とされるアダムはこの果実は「決して口にしてはいけない」と神から注意を受けていました。

ところが、妻であるイヴから言われたことでアダムはその知恵の実の果実を食べてしまいました。
すると、羞恥を覚え裸でいることを恥ずかしいと感じるようになりました。

神の言いつけを守らなかったアダムとイヴは、必ず死を迎える存在となり、更にエデンの園を追放されてしまいました。
これが「失楽園」といわれる物語となりました。

クリスマスツリーは、人類が存在を許されなくなったエデンの園にあり、食してはいけないとされた果実のなる「知恵の樹」の象徴とされているのです。
常緑樹のモミの木は、冬のクリスマスでも緑が生い茂ることから、強い生命力を感じさせる木という一面もあります。

クリスマスツリーのてっぺんに星がある理由

クリスマスツリーは、そのてっぺんに星のモニュメントを飾り付けるのが定番となっています。
この星の飾りつけには、「ベツレヘムの星」とう名称があります。
ベツレヘムの星とは、東方の三博士にキリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いたとされているキリスト教徒にとってとても大切な星のことです。

ちなみに、市販されているクリスマスツリーのデコレーション部品は五芒星であることがほとんどですが、本来の伝承では八芒星とされています。

まとめ

モミの木は、クリスマスツリーとして使われることの多い木です。
日本では、モミやウラジロモミが使われていますが、ヨーロッパではヨーロッパモミという品種が主流となっています。
そんなモミの木は、古くからドイツなどで聖なる木として扱われてきたとされます。

モミの木は常緑樹なので、クリスマスシーズンも葉があり強い生命力を感じさせます。
そして最初の人間とされるアダムたちがいたというエデンの園にある知恵の樹を象徴する木として、クリスマスに飾りつけがされています。

提供元・FUNDO

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