新進気鋭のアーティストたちの作品が再び。

熱海のクリエイティブオフィス「NOT A GALLERY」にて、「ATAMI ART GRANT 2023」の出展作家5名による展示「ATAMI ART GRANT 2023 archive exhibition」が開催される。

「ATAMI ART GRANT 2023 archive exhibition」でアート鑑賞

「ATAMI ART GRANT 2023 archive exhibition」では、今年秋に開催されたアートイベント「ATAMI ART GRANT 2023」に出展した5名が、合計26点のアート作品を展示する。

これらの作品は後日、メタバースギャラリー「META GALLERY」上からも「ATAMI ART GRANT 2023」の展示風景とともに鑑賞できる。また、気に入った作品は購入することも可能だ。

それぞれのアーティストのプロフィールを簡単に紹介しよう。

安里槙氏

安里氏は1984年に沖縄県で生まれた美術家。光・水・風などの形のない自然現象に興味を持ち、自然の法則や人をとりまく環境をテーマに平面・ミクストメディア・インスタレーションなどの制作を行なっている。

《地と図》(2023), ATAMI ART GRANT 2023, Photo by Ryuichiro Suzuki

《地と図》(2023), ATAMI ART GRANT 2023, Photo by Ryuichiro Suzuki

榎倉冴香氏

榎倉氏は多摩美術大学卒業後、東京を拠点に活動するアーティスト。家族や友人、アーティストをカメラで撮影し、油彩で描いている。

《"You taken by you" in ATAMI》(2023), Photo by Ryuichiro Suzuki

《”You taken by you” in ATAMI》(2023), Photo by Ryuichiro Suzuki

トモトシ氏(トモトシ&TOMO都市美術館)

トモトシ氏は2007年に豊橋技術科学大学を卒業後、10年にわたり建築設計・都市計画に携わり、2014年から展覧会で制作物の発表を始めた。制作テーマは「人の動きを変容させるアクション」で、2020年からはTOMO都市美術館を企画運営している。

《シティ・オブ・ペット》(2023), Photo by Ryuichiro Suzuki

《シティ・オブ・ペット》(2023), Photo by Ryuichiro Suzuki

BYNAM氏

BYNAMは、日本生まれの韓国人アーティスト。多角形のモザイクのようなフィルターを使ったポートレイト作品を中心に制作しており、「近くよりも遠くからこそ知覚が可能な距離」をテーマに、インフルエンサーから一般の人物まで、さまざまな人物を描いている。

《Standing》(2023), Photo by Ryuichiro Suzuki

《Standing》(2023), Photo by Ryuichiro Suzuki

みょうじなまえ氏

みょうじなまえ氏は、女性の身体・性・アイデンティティとその消費をテーマに作品を制作。2023年には「SICF23 Exhibition 部門グランプリ展 バベルとユートピア」(スパイラル)などにも出展した。

《羽化と孵化》 (2023), Photo by Ryuichiro Suzuki

《羽化と孵化》 (2023), Photo by Ryuichiro Suzuki

「ATAMI ART GRANT 2023」で輝いたアーティストたちの作品を、リアルとデジタルの両方で楽しみたい。

ATAMI ART GRANT 2023 archive exhibition
会期:開催中~2月29日(木)※土日祝は定休/12月25日(月)~1月8日(月)は休業
開廊時間:11時~17時 ※事前予約制
場所:NOT A GALLERY
所在地:静岡県熱海市上多賀1027-8

(IKKI)