この人事には2つの見方が流れています。

一つは傍流・無派閥の議員でも、地道に実績を重ねていればチャンスが巡ってくるということで、自民党内にもある種の明るい空気が流れ始めているという説。

確かに今後、派閥の順繰り人事が崩壊して抜擢人事が当たり前になれば、あっと驚くような意外な人事も当たり前のものになるのかもしれません。

また、こうした人材がまだまだ奥に控えているということも、自民党の底堅さ・人材の分厚さを示しているのかもしれません。

もう一つは、ここまで大ベテランを引っ張り出さねばならないほど、人事がうまくいかず岸田政権は追い詰められているという説。

こちらの側面も否定できないと思いますし、渡海紀三朗政調会長の手腕はさておき、総裁としての求心力がどうなるのはかは不透明になるばかりです。

いずれにしても、私も野党の政調会長としてカウンターパートが変わり、期待と不安が入り混じっているところです。

政調会長が交代すると、やはり大自民党政調会とはいえ雰囲気や手法がだいぶ変わってくるでしょう。高市政調会長・萩生田政調会長に引き続き、どのようなカラーを打ち出してくるのか。

日曜討論などで相まみえることを楽しみにしつつ、政策論争で不覚を取らないようにこちらも精進を重ねてまいります。

(動画でもコメントしました。)

それでは、また明日。

編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年12月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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