「GLS 450d 4MATIC」を追加、全モデルが電動化! トランスペアレントボンネットも全モデル標準装備
メルセデス・ベンツ日本は、 新型「GLS」および「メルセデス・マイバッハGLS」を発表し、2023年12月14日(木)より、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売する。
「GLS」は、メルセデス・ベンツのSUVを表す「GL」に車格を表す「S」が付くその名のとおり、大人7名がゆったりと乗車できるゆとりあるボディサイズに、オンロード/オフロードを問わない優れた走行性能を備えており、上質で高いプレステージ性を持つ、メルセデス・ベンツの最上級SUVとして位置付けられている。
ラインアップには「GLS 450d 4MATIC (ISG搭載モデル。以下GLS 450d)」「GLS 580 Sports (ISG搭載モデル。以下GLS 580)」および「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+ (ISG搭載モデル。以下GLS 63)」を用意した。
「メルセデス・マイバッハ GLS」は、メルセデス・ベンツのSUVの中で最大かつ存在感のあるボディサイズと、オンロード/オフロードを問わない優れた走行性能を備えているGLSをベースにしつつ、メルセデス・マイバッハとしてふさわしい徹底的な改良を施し、究極のラグジュアリーSUVを体現するモデルに仕上げている。ラインアップは「メルセデス・マイバッハGLS 600 4MATIC (ISG搭載モデル。以下GLS 600)」。
◆「メルセデス・ベンツGLS」および「メルセデスAMG GLS 63」の特長
◯エクステリアデザイン
主な変更点は以下の通りです。()カッコ内は対象モデル
・4本の力強い水平ルーバーをあしらった新デザインのフロントグリル
(GLS 450、GLS 580)
・よりスポーティさを強調する新デザインのフロントバンパーとエアインテーク
(GLS 450、GLS 580)
・新デザインのホイール (GLS 450、GLS 580)
・新デザインのテールライト (GLS 450、GLS 580、GLS 63)
◯インテリアデザイン
LSは、ホイールベースが長く、居住性と積載性に優れている。特に2列目シートには電動シートバックによる前後スライド機能を採用しており、最も後方にスライドさせることでレッグルームが87mm拡大するほか、乗降性も向上する。40:20:40分割可倒式バックレストや左右ヘッドレストの高さは電動調整式となっている。全モデル標準装備の3列目シート(2人掛け)は可倒式でありながら、身長194cmの乗員まで対応する本格的なもので、フレキシブルなシートアレンジが可能なほか、専用のUSB充電ポートも備えている。
空調は前席左右、2列目シート左右、そして3列目シートの空調を独立調整可能な5ゾーンクライメートコントロールとシートヒーターも標準装備しており、全ての乗員に快適な空調環境を提供する(3列目ルーフにエアアウトレットが設けられる。温度調整は前席で行う)。
また、乗り降りでドアを閉める際に少ない力でも確実に閉まる「ドアクロージングサポーター」を採用しているほか、これまでは「GLS 580」にしかオプション設定が無かった 2列目左右のリラクゼーション機能やシートベンチレーター、ヘッドレストクッション等を追加する「ショーファーパッケージ」をGLS450dとGLS63にもオプション設定。最上級SUVに相応しい、快適でラグジュアリーな空間に仕上げることが可能に。さらに、Burmesterサラウンドサウンドシステムを全モデル標準装備し、心地よいサウンドが楽しめる。
◯パワートレイン
先代「GLS 400d 4MATIC」にISGを組み合わせ、「GLS 450d 4MATIC」としてラインアップに加わった一台。ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。
エンジンが低回転時には、その電力を 利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現。スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上した。またアイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性に寄与。
さらにこのモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行う。これによりシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現する。
GLS 580 4MATIC Sportsのパワートレインは、低負荷での走行の際に4気筒を休止する機能による燃料消費量とCO2排出量を抑制する新型4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」と「ISG (インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」「48V(ボルト)電気システム」などの新技術を搭載することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現している。
エンジン単体で最高出力517PS(380kW)、最大トルク730N・mを発生させ、さらに、エンジンとトランスミッションの間に配置された、 最高出力16kW 、最大トルク250N・mを発生する電気モーターISGと、48V電気 システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、 約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現した。
◆メルセデス・マイバッハGLSの特長
◯エクステリアデザイン
メルセデス・ベンツのラインアップの中で「SUVのSクラス」と評されるGLSのボディフォルムや先進技術をベースに、最高水準の高級感と快適性を融合したSUVである「メルセデス・マイバッハGLS」。スタイリッシュかつ力強いスタイリングはその特別な ポジションにふさわしい威厳がある。
フロントにはメルセデス・ベンツのSUVで唯一、伝統の「スリーポインテッドスター」が輝くボンネットマスコットを採用。フロントグリルは縦方向のピンストライプをモチーフとしている。このピンストライプは上端が太くなったボートのオールのような形をしている。
フロントグリルを取り囲むクロームの上部中央には「MAYBACH」の文字が刻まれた。フロントエプロンにはマイバッハパターンをあしらった エアインテークを設け、クロームのフロントバンパーと相まって、洗練された高級感を演出している。
リアはスリーポインテッドスター下部とリアバンパー上部を走る2本のクロームトリムで、水平基調のデザインを表現。バンパー下部のアンダーガードと左右のエグゾーストエンドはハイグロスクローム仕上げとすることで一体化しているようなアピアランスを形成し、リアコンビネーションランプ内部のデザインを変更した。
◯インテリアデザイン
元々定員7名で設計されたGLSの広い空間を贅沢に使い、定員を5名にしたことで(ファーストクラスパッケージを装着した場合、定員は4名)、さらにゆとりを感じる広さを実現。また、セダンのSクラスと比較すると運転席で250mm以上、後席で280mmそれぞれ高くなっており、電動ランニングボードにより乗降は容易に行うことができる。
メルセデス・マイバッハGLSの内装は、3種類のウッドインテリアトリムと、3種類のインテリアカラー(ブラック、マホガニーブラウン/マキアートベージュ、クリスタルホワイト/シルバーグレー)のナッパレザーの組み合わせが選択可能となっている。
クリスタルホワイト/シルバーグレーは高級ヨットの艇内をモチーフにした。シートはダイヤモンドステッチ入りの新デザインを採用、さらに高級感あるインテリアとなった。また後席から見ることができる、前席バックレスト背面にもインテリアトリムを配し、美しさと高級感を添えた。
◯パワートレイン
パワートレインには3,982ccのV型8気筒ツインターボエンジン「M177」に48V電気システムとISGを組み合わせたユニットを採用している。システム最高出力は557PS(410kW)、最大トルクは770N・m。ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、 オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。
この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、 約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現する。スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、 エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上した。
アイドリング時には電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性と快適性および静粛性に寄与する。さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行う。これによりシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現する。
さらに低中負荷域で気筒休止を行うことも大きな特徴のひとつで、ダイナミック セレクトで「コンフォート」が選択された場合、エンジン回転数が800〜3,250rpmの領域で4つのシリンダーを休止。アクセルを強く踏み込むと、すぐに燃焼運転に復帰する。4気筒と8気筒の切替は極めてスムーズに行うので、快適性が損なわれることはない。
また、振り子型ダンパーを備えることで4気筒で発生する2次振動などを低減。トランスミッションは9G-TRONICを採用し、変速比幅が広いことからエンジン回転数を必要以上に上げることなく常に快適な走行性能を実現。4輪駆動システムの4MATICは走行状況に応じて前後の駆動力配分を0:100から100:0まで可変する。
◆新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLS共通の特長
◯E-ACTIVE BODY CONTROL
新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLSのサスペンションには、E-ACTIVE BODY CONTROLを設定。AIRMATICのシステムをベースに4輪それぞれに48V対応のアクチェーターを追加、スプリングレートとダンパーの減衰力を個別制御することが可能(GLS 580およびGLS 600に標準装備。GLS 450dにオプション設定)。
ロードサーフェススキャンはステレオカメラで前方の路面のアンジュレーションをモニターし、あらかじめダンパーの減衰力を演算して準備する機能で、これにより タイヤへの初期入力から適切に減衰させるとともに、ばね上にその振動を極力伝えずフラットな乗り心地を提供できる。ダイナミックカーブ機能のCURVEでは、 コーナリング時のロールによるばね上の傾きを修正し水平になるよう制御する。
オフロードモードでの脱出機能は、砂丘などでスタックした際に抜け出せるよう支援するもので、サスペンションが4輪を個別に上下させる動作を繰り返し、タイヤが地面に加える荷重を増減させることによりトラクションを復帰。また、メルセデス・マイバッハGLSにのみ設定されているダイナミックセレクトの「マイバッハ」は、「コンフォート」が全席に対して乗り心地の重視するのに対し、後席の乗り心地に焦点を絞った制御を行う。
◯AMG ACTIVE RIDE CONTROL
GLS 63には、高いアジリティとニュートラルなコーナリング、最適なトラクションを実現する「AMG ACTIVE RIDE CONTROL」を採用。前後アクスルそれぞれに配されたアクチュエーターが独立して動き、車体の安定化を図る。電気機械式でレスポンスが速く、1秒あたり1,000回の頻度で路面の状態に対応した制御を行うことができる。
これにより、直進時にはしなやかな足回りによる快適な乗り心地を発揮しながら、コーナリングや車線変更時にはロールを効果的に抑制し、より快適でダイナミックなドライビングを可能とした。
◯最新世代のステアリングホイール
新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLSには、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールも採用。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定、安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有している。
さらに従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、リムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用した。
これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。GLS 63には、AMGドライビングスイッチを備えたAMGパフォーマンスステアリングを採用した。
ドライブモードをセンターコンソールのAMG DINAMIC SELECTおよびAMGパフォーマンスステアリングのスイッチでさまざまな状況に最適な制御を選択することが可能。またドライブモードとは独立して、マニュアルシフトへの切り替えなどがセンターコンソールの液晶表示ボタンで操作することができる。
◯「Offroad」モード
新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLSには、スイッチ操作1つでエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるDYNAMIC SELECTの中に「Offroad」モードを加えた。「Offroad」モードでは、トランスミッションがオフロードモードに切り替わり、雪道や悪路での走破性を高めた。また「DSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)」も備えており、急な下り坂での安定した走行をサポートする。
◯トランスペアレントボンネット
Offroadモードでは、360°カメラシステムを使い「トランスペアレントボンネット」機能が使用可能。メディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像 (フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能で、進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害を車外に出ることなく確認することができる。
◯オフロードスクリーン
新開発のオフロードスクリーンは、コックピットディスプレイおよびメディアディスプレイに情報や操作スイッチ類、さまざまな機能を分かりやすく配置する機能。コックピットディスプレイには、車両の傾き、路面の勾配、標高、コンパスのほか、車速、エンジン回転数が表示される。
これに加え、メディアディスプレイには、周辺地形におけるGLSの現在の姿勢やフロントホイールの操舵角などが表示される。これにより、オフロード走行に関連するすべての運転機能を1つの画面で簡単に操作することが可能。MBUX ARナビゲーション 新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLSは、AR (Augmented Reality=拡張現実)ナビゲーションを標準装備した。
従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされるが、それに加えて車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。これにより、より直感的にどの道路に進むべきかを判断することができる(オン/オフの切替が可能。オフの場合、従来どおり地図上の道路をハイライトする画面が表示可能。またオンの場合は、ARナビゲーションと従来のナビゲーションが同時に表示される)。
メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。
なお、新型「GLS」および「メルセデス・マイバッハGLS」には新車購入から3年間、 一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間 ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証 プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。
またメルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、GLS 450d、GLS 580およびGLS 600には4,5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージでご提供する「メンテナンス プラス」を用意している(新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離75,000km到達時のいずれか早い時点で終了となる。GLS 450d、GLS 580、GLS 600が対象、GLS 63は対象外となる)。
文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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