良型とのやり取りのコツ
まずは釣り座の周囲をチェックする。シモリやハエ根の位置を把握し、グレがヒットすればどこでやり取りするか、どこでタモ入れするかを考えておく。2人釣行なら助っ人してもらえればいいが、1人釣行なら大事なのがフィニッシュだ。寒グレの50cmオーバーの抱卵魚になれば、2kg前後はあるためタモ入れも容易ではない。
私が紀東磯で一番大事で釣友にいつも言うことは、リールのオープンベールで50cmオーバーを狙うときは、釣り座、狙うポイント(シモリ周り狙い、ハエ根がキツいなど)を考えること。仕掛けを流して潮を釣る場合はオープンベールの待ちでOKだが、それ以外はお勧めできない。
良型がヒットすれば1回でも多くラインを巻き取り、グレに先手を取られることなくやり取りすることが大事だ。オープンベールでの待ちの釣りは、時と場合によって使い分けなければ必ず痛い目に遭う。
やり取り時のサオの角度は立ててやり取りよりも、腰に当てての横にサオの角度を持ってのやり取りの方が暴れない。状況によっては立ててのやり取りが必要なときもあるから、一概には言えないが。
最後に寒グレは自分のレコード魚を狙えるシーズンであることを頭に入れ、バラシをしないことを優先に楽しんでいただきたい。
寒グレ攻略のコツ(提供:週刊つりニュース中部版APC・武田英敏)
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<週刊つりニュース中部版APC・武田英敏/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年12月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。