エウベル 写真:Getty Images

 横浜F・マリノスを率いていたケヴィン・マスカット氏は、今月17日に中国1部・上海海港の監督に就任。横浜FMからアシスタントコーチのショーン・オントン氏やFWアンデルソン・ロペスなどを引き抜く可能性が取りざたされている中、横浜FMがFWエウベルと契約更新で合意に達したと、母国ブラジルで報じられている。

 エウベルはブラジル国内の複数クラブを経て、2021年1月に横浜FMへ完全移籍。来日1年目から攻撃陣の主力選手として活躍すると、2022シーズンはリーグ戦29試合出場で8ゴール5アシストをマークするなど、J1優勝に大きく貢献。2023シーズンもリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で9ゴール11アシストと、替えの利かない存在となっていた。

 エウベルと横浜FMの契約内容については、ブラジルメディア『Super esportes』のジャーナリストであるホルヘ・二コラ氏、が昨年12月の時点で「2024年1月まで」とリポート。両者が2023シーズン中に契約延長していない場合、フリー移籍の可能性も考えられる状況だった。

 しかしブラジルメディア『グローボ』のソウザ記者は22日に「エウベルが横浜FMとの契約更新にサインした」とX(旧ツイッター)に投稿。今冬残留の見通しを報じるとともに、「両者の新契約は2025年12月までとなっている」と、2年契約を結んだ可能性も伝えている。