来年のAFCアジアカップで優勝を狙うサッカー日本代表「森保ジャパン」。負傷離脱中のDF冨安健洋(アーセナル)に早期復帰の可能性が報じられる中、「TOYO TIRES CUP 2024」タイ戦で招集外のDF渡辺剛(KAAヘント)がアジアカップ参戦の見込みだという。
日本代表のセンターバック陣では、冨安が今月2日のウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦で左ふくらはぎを痛めて戦線離脱。当初はアジアカップ参戦が不可能とみられていたが、英紙『イブニング・スタンダード』は21日に「順調に回復しており、1月7日のFAカップ戦(対リバプール)でのプレーを望んでいる」と伝えている。
また冨安とともにセンターバックの絶対的レギュラーであるDF板倉滉(ボルシアMG)は10月の代表戦で負傷すると、同月末に足首を手術。ボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督は、年内の残り公式戦で起用しない方針を打ち出しているため、タイ戦で復帰する可能性がある。
冨安と板倉のコンディションが心配される中、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』は22日に「ヘントが新年早々に渡辺を失う。まだ公式発表されていないが、日本代表の森保一監督が今週、渡辺に対してアジアカップ参戦の可能性があることを電話で伝えた」とリポート。
今季もここまで公式戦全試合フルタイム出場とチームの軸となっているだけに、同紙は「ヘントにとって悪い知らせだ。彼はここまで33試合を戦って1秒たりとも欠場していない選手だからだ」と悲壮感をあらわにしている。
渡辺はKVコルトレイク時代の2022/23シーズンからベルギー1部リーグ戦でのフルタイム出場を継続。ヘント加入1年目の今季も、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグやベルギー国内カップ戦も含めて、公式戦全試合でフル出場。この実績が高く評価され、先月にはFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選2試合に臨む日本代表に追加招集。およそ4年ぶりとなる代表復帰を果たすと、ミャンマー戦で後半45分間プレーしていた。