※本記事は2018年の記事の再掲です。

 ロボットやAIの登場は古代ギリシア時代にすでに予期されていたことが最新の研究で判明した。英紙「The Sun」(10月9日付)などが報じている。

■ヒト型ロボット

 米スタンフォード大学の歴史学者エイドリアン・メイヤー博士によると、ギリシア神話に登場する炎を鍛冶の神・へーパイストスのエピソードにそのヒントは隠されているという。へーパイストスは鍛冶の神であることからも分かる通り、あらゆるものを発明することができた。その中の1つに青銅の巨人タロースがいる。

 タロースはクレタ島を守るために神々の姿に似せてつくられた自動人形だ。メイヤー博士は、このタロースこそ、ボストン・ダイナミクス社が開発しているアンドロイドの原型だと見ているとのことだ。