菊の里酒造から、初の高級日本酒純米大吟醸「新たな(あらたな)」が誕生した。

同酒造の情熱と誇りが宿った「新たな」は、磨きたてのプラチナのような、透明感と輝きに満ちた、深みのある風味が心に深く刻まれる日本酒。現在、国内限定1,000本にて発売中だ。

老舗酒造の新たな挑戦が生み出した究極の日本酒

まるで磨きたてのプラチナのような、透明感と輝きのある味わいの「新たな」。その香りは華やかで、無垢で気高い印象とともに、熟れたフルーツの甘美なアロマが調和し、感動的な響きを奏でる。

口に含むと徐々に、ゆっくりと広がる奥深い旨味。そして、上品な甘みと程よい酸味が絶妙に調和し、深みのある風味が瞑想的な余韻となり、心に深く刻まれる。

また、口当たりの優良さも同酒の魅力。口に含んだ瞬間から、研ぎ澄まされたピュアな味わいが感じられ、舌に広がる感触は繊細でありながら、ほどよい旨味の豊かさが広がる。

さらに、優しい旨味とミネラル感が余韻として長く続くのも特徴。ほのかな苦味や塩味と、心地よい酸味が味わい深さをより一層引き立てたあと、すっと消えてゆく。長くも儚い余韻が、この特別な日本酒の品格と品質を印象付けている。

そんな「新たな」は、キャビア・カラスミなどの魚卵や、フグ・真鯛など繊細な刺身をはじめ、魚介料理との相性が抜群。その他、シェーブルチーズや、ホワイトアスパラのオランデーズソースなどとも楽しめる。

同酒のテイスト監修は、 ワイン研究家・理論物理学博士の杉山明日香さんが行った。

水・米・人。全てが集結した新たなの誕生ストーリー

「新たな」の誕生にまつわる原点とも言うべき仕込み水は、那須連山に降った雪が解け、大地に浸み込み、約50年を経て自然ろ過された那珂川水系の伏流水だ。純度の高い軟水が、柔らかな飲み口と澄み切った味わいを醸し出す。

そして、仕込み水とともに重要なのが、最高峰の酒米・大田原産山田錦だ。丹精込めて栽培した酒米をさらに17%まで精米し、雑味のない、米の旨みが凝縮した味わいを実現した。

この至高の酒造りにあたり、「新たな」のコンセプトに共感した米農家・フォトグラファー・書家・デザイナーなどのクリエイターが集結。

そうした感性は、「新たな」のパッケージにも反映する。カラーは、新たな価値をもつ日本酒として世界へと挑戦する思いを藍色で表現。ラベルは、大田原の自然を抽象的な水彩画で描き、漢字と仮名文を組み合わせた品名をダイナミックにレイアウトした。

水彩画の中心へ集結した部分から1本伸びる線は、郷土の英雄・那須の与一の矢に見立てた日本から世界へ、新たな挑戦・希望の一閃だ。

またパッケージは、瓶を開けた時の香り、味わって初めて全てのメッセージが繋がるよう、その形状や開く工程全てにストーリー性を込めている。

菊の里酒造を営む阿久津家は、約400年前からこの地に住み、約150年前から酒造りを始めたという。先祖代々この地を愛し、熟知した造り手が、伝統と革新が織りなす技術により、理想の酒質を実現した「新たな」を堪能したい。

純米大吟醸 新たな(あらたな)
原料米:栃木県大田原産山田錦 100%
精米歩合:17%
アルコール分:15.3%
日本酒度:-4
酵母:明利小川酵母(めいりおがわこうぼ)
アミノ酸度:0.7
火入れ:1回
内容量:720ml
価格:33,000円 (税込)※希望小売価格

(高野晃彰)