MF鎌田大地は所属先のセリエA(イタリア1部)ラツィオで出場機会が限定。MF南野拓実がASモナコで結果を残す中、来年1月に行われるAFCアジアカップの日本代表メンバーから落選する可能性を、森保一監督から伝えられた可能性があるという。
昨年のカタールW杯開幕直前に、南野からトップ下のポジションを奪った鎌田。今年夏にアイントラハト・フランクフルトからラツィオへフリー移籍すると、今季開幕からリーグ戦4試合つづけてスタメン出場。しかしその後はMFルイス・アルベルトの控え要員に降格。リーグ戦でのスタメン出場がわずか2試合にとどまっているほか、少ないチャンスで結果を残せず、現地メディアから酷評されている。
ラツィオの専門サイト『La Lazio Siamo Noi』は先月に「鎌田が来年1月のアジアカップ参戦を明言した」と伝えていたが、ここに来て代表落選の可能性が浮上している模様。
イタリア紙『イル・メッサジェッロ』は20日に「森保監督は鎌田に対して、(アジアカップで)招集する可能性が五分五分であることを伝えた」とリポート。
「日本代表では南野をはじめ、継続性のある選手が2人いる」と、鎌田が攻撃的MFのポジション争いで後れをとっている現状を指摘した上で、「鎌田の目標は、2026年の北中米W杯を絶対に逃さないことだ。そのためにも移籍先を探しており、早ければ来年1月にもオファーがあれば耳を傾けるつもりだ」と、今シーズン途中で移籍の可能性もあわせて伝えた。
なお同紙は鎌田の獲得に興味を示しているクラブとして、オリンピック・マルセイユ、バレンシア、MF久保建英所属のレアル・ソシエダを挙げている。カタールW杯開催から1年が経つ中、鎌田と南野の序列が逆転している。