元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、今季途中でヴィッセル神戸を退団。現在UAE1部エミレーツ・クラブでプレーしているが、神戸でも共に過ごしたリュイス・プラナグマ監督が成績不振により辞任している。
リュイス氏は2020年1月から2021年5月までFC今治を率いた後、2022年1月の神戸のヤングプレーヤーデベロップメントコーチに就任。同年3月には成績不振で解任となった三浦淳寛氏の暫定監督として2試合で指揮。イニエスタとともに苦悩を共にしていた。
イニエスタが今年7月に神戸を退団してエミレーツ・クラブに加入すると、リュイス氏も9月に同クラブの監督に就任。しかしチームはリーグ戦11試合を戦って1勝2分8敗。今月15日のリーグ戦で敗れて最下位に転落すると、20日にリュイス監督の辞任が正式決定。クラブは「本人からの申し出により、契約解除で合意」としている。
一方のイニエスタは加入1年目ながらもキャプテンとしてチームをけん引。リーグ戦7試合でスタメン出場も、直近2試合でメンバー外と徐々に厳しい立場に置かれている。
それだけにスペイン紙『アス』は今月12日に「彼は39歳にもかかわらず、今シーズンは開幕から安定したプレーを見せている。しかし彼の経験と才能はチームの競争には役立っていない」とチームの現状を憂慮していた。