浅野拓磨 写真:Getty Images

 VfLボーフム所属FW浅野拓磨は、今月20日に行われたブンデスリーガ第16節バイエル・レバークーゼンでスタメン出場もハーフタイムで交代。日本代表の一員として来年1月開催のAFCアジアカップに参戦する可能性があるだけに、ボーフムは浅野にかわるアタッカーの獲得に乗り出したという。

 2021/22シーズンからボーフムでプレーしている浅野は、今季も主力選手として活躍。ブンデスリーガ全試合スタメン出場で5ゴールをマークしており、今月16日の第15節ウニオン・ベルリン戦でも先制ゴールを奪取。この一戦ではピッチに投げ入れられたチョコを食べて注目を浴びていた。

 しかしレバークーゼンでは右ウイングで先発出場も、攻撃面で存在感を発揮できず。チームは前半のみでFWパトリック・シックにハットトリックを許すと、後半から浅野を下げるなど次々と交代カードを切ったが、0-4と大敗を喫した。

 するとドイツ誌『ビルト』は、「ボーフムはアジアカップの日本代表に帯同する浅野の代役を探している」と報道。これによると、ボーフムはウニオン・ベルリンからFWベネディクト・ホラーバッハをレンタルで獲得することを検討。同誌は「浅野が復帰するまで十分な出場時間が保証される」と、ホラーバッハのパフォーマンス次第で浅野がポジション争いに巻き込まれる可能性を伝えた。

 現在22歳のホラーバッハは、バイエルン・ミュンヘンの下部組織出身であり、過去にU18ドイツ代表でプレー。今年7月にウニオン・ベルリンへ加入したものの、しばらく控え要員に。しかし監督交代後は3試合連続スタメン出場と、序列アップが顕著になっている。