空いた外向きでサイズアップ

当日は全体的に釣果が上向く気配が見えず、9時の迎え便で早めに切り上げる釣り人が多く、その分波止の外向きがかなり空いてきた。

ここを好機と捉えて探るポイントを外向きに転じると、これが正解。サイズアップしたイソベラを3匹追加できた。落とし込み釣りでも外向きに釣果が偏ることから、サグリ釣りでも同じような傾向があるようだ。

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針釣り座を変えて得られた釣果(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

カワハギはサイズアップならず

その後、外向きで念願のカワハギを掛けた。引きが強かったので期待したが、海面に上げてみると掌よりも小さいサイズでガッカリ。秋頃の魚体からさほどサイズアップしておらず、やむなくリリース。

このサイズが中心なら粘っても良型には出会えないだろうと、10時前に納竿。イソベラ、ガシラ、小アジの五目釣りならぬ三目で9匹の最終釣果をお土産に、10時の迎えの便で波止を後にした。

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針当日のお土産(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

船は3番、4番、6番の船着き場を回って帰る釣り客を順に迎えたが、全体的に目ぼしい釣果が無かったようで、辛そうな表情の人が多い中、2人ほど満足げな表情の釣り人が乗り込んできた。

案の定、乗船場に戻り船長に報告したのはさすがの釣果。フカセ釣りの日とは波止グレを、ノマセ釣りの人はメジロを仕留めていた。常連は強し。一方の私は小物9匹に終わったとはいえ釣趣は十分堪能でき、夕食でもまずまずのお惣菜を賞味することもできたので、及第点を得た釣行となった。

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針釣果は煮付けで賞味(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

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<伴野慶幸/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
泉佐野一文字
出船:葵渡船