ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表DF橋岡大樹に、今冬移籍の可能性が浮上。MF金子拓郎擁するクロアチア1部ディナモ・ザグレブをはじめ複数クラブからの関心が報じられている。
橋岡は2021年1月に浦和レッズからSTVVへ移籍。海外挑戦1年目から右サイドバックでレギュラーをつかむと、今年2月にはベルギー国内メディアのインタビューでステップアップ移籍への思いを告白。今年7月には「ケルンから獲得オファーが届いている」と報じられたが、ブンデスリーガ挑戦は実現しなかった。
今年夏のステップアップ移籍が幻に終わった橋岡だが、今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場と、STVVの主力選手として活躍。先月はじめにはベルギー紙『Het Belang Van Limburg』のインタビューで、以下のようなコメントを残していた。
「僕が来年1月に移籍するかどうか、誰にも分かりません。僕の夢は、イングランドでプレーすることですね。ドイツ移籍は夢を実現するための足がかりになるかもしれません。ただSTVVでのプレーにも野心を抱いています。このクラブで可能な限り高みを目指したいです」
すると欧州の移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、今月20日に「STVVの橋岡には来年1月に移籍する可能性がある」とリポート。ディナモとギリシャ1部PAOKからの関心を伝えた上で、「橋岡は欧州5大リーグへの移籍を望んでいる。最近、新たな代理人としてCAAステラと契約した」と選手サイドの意向にも触れている。
ディナモは今年7月、北海道コンサドーレ札幌から金子を期限付き移籍により獲得。同選手がレギュラーに定着すると、サンフレッチェ広島OBであり、過去にFW原大智(現京都サンガ)やMF新井晴樹(現セレッソ大阪)のクロアチア移籍を手掛けたダリオ・ダバツ氏がディナモののチーフスカウトに就任している。一方、MF香川真司(現セレッソ大阪)の古巣であるPAOKは、今季ここまでギリシャ1部リーグで10勝2分2敗。2位AEKアテネから勝ち点1差で首位に立っている。