ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表GKシュミット・ダニエルには、一部でFC町田ゼルビアからの関心が報じられたが、日本代表DF渡辺剛擁するKAAヘントへ移籍するという。
ヘントは今季リーグ戦10試合でスタメン出場していたGKポール・ナルディが、現在長期離脱中。控え1番手だったGKダビー・ローフが、11月以降リーグ戦全試合でスタメン出場しており、バックアッパーの確保が急務となっている。
ヘントのGK獲得候補については、ベルギーメディア『Voetbal』が今月6日にシュミットら6選手を挙げると、日本代表GKについて「シュミットは31歳と全盛期を迎えており、ベルギー1部リーグを知り尽くしているが、STVVで出番がない」と綴っていた。
すると同メディアは19日になって、ヘントがシュミット獲得に向かっているとリポート。「(ヘントが獲得するゴールキーパーは、)マールテン・パエス(FCダラス)やハウコン・バルディマルソン(エルフスボリ)らではなく、シュミットだ。この日本人選手は、ナルディの負傷の後、絶対的なナンバーワンとなったローフと競争しなければならない」と、シュミットの出場機会が限定される可能性を伝えた。
シュミットは昨季までSTVVの正守護神として活躍。今季もベルギー1部リーグ開幕から4試合つづけて先発出場した後、リーグアン(フランス1部)FCメスへの加入が確実とみられていたが、移籍市場最終日に破談。STVV残留に至るとGK鈴木彩艶の控えとなり、9月以降はリーグ戦で出番がない。また同選手はカタールW杯参戦の実績があるものの、日本代表でも9月の欧州遠征を最後に招集外となっている。