AFCチャンピオンズリーグ(ACL)覇者の浦和レッズは、日本時間20日未明に行われるFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)準決勝でマンチェスター・シティと対戦。欧州王者とのビッグマッチを前に、DFマリウス・ホイブラーテンがFWアーリング・ブラウト・ハーランドとの対戦を振り返ったほか、浦和の強みを語っている。
ホイブラーテンは母国ノルウェーの複数クラブを経て、今年1月にFKボデ/グリムトから浦和へ完全移籍。来日1年目からJ1リーグの舞台でほぼ全試合スタメン出場。ACL2022/23シーズン決勝アル・ヒラル戦でも2試合いずれもフル出場し、アジア制覇に大きく貢献。DFアレクサンダー・ショルツと強力なセンターバックコンビを結成する中、今月15日のクラブW杯クラブ・レオン戦でもフル出場。チームは1-0と勝利し、マンチェスターCの待つ準決勝へ駒を進めた。
浦和の主力選手であるホイブラーテンだが、2018年5月にノルウェー1部リーグの舞台で当時17歳だったハーランドと対戦している。その時の思い出について、同選手はノルウェー紙『ヴェルデンス・ガング』のインタビューに応じた際、以下のようなコメントを残している。
「膝の上でパワーパックを出されたことは覚えている。彼は今もそんなに年をとっていないけど、当時はかなり若かった。だから、この対戦は本当に良いものになると実感したんだ」
またホイブラーテンは浦和の長所について「ピッチで休憩を取るような日本人選手にまだ会ったことがない。とんでもない距離を走っている。彼らの行動にはとてつもない規律があるんだ」と分析。
「(日本でのプレーは)とてもエキサイティングだね。日本でプレーしたことのあるノルウェー人はあまりいない。ノルウェーで慣れ親しんでいるサッカーとは全然違う。異なるサッカーや文化を体験できるのは、とてもエキサイティングなことだよ」と、浦和でのプレーに対する満足感をあらわにした。
なおホイブラーテンは、サウジアラビア到着直後、妻の出産に立ち会うため一時帰国。ノルウェーに12時間滞在して、クラブ・レオン戦前にチームへ再び合流している。