株式会社コーセーは、男性が化粧をしたときに、どのような印象変化をもたらすのかという実験を行いました。また、男性が大切にしたい印象についても調査を実施しました。
20代男性はどう思われたい?
まず、男性はどのような印象を持たれたいのかを調査しました。10~60代の男性1,330人を対象として、上記の20の形容詞から、自身が「大切にしたい印象」の上位3個を回答してもらいました。
その結果、20代の男性が大切にしたい印象として「信頼できる」、「意欲的な」、「誠実な」が上位3つに並びました。40代の男性の場合は「信頼できる」、「誠実な」、「おだやかな」が上位を占めたといいます。
「信頼感」「誠実さ」が選ばれたことは世代を問わないようですが、社会人として成長する時期である20代は、やはり「意欲的」なイメージを身につけたいと考えているのかもしれません。
メイクでどう印象が変わった?
次に、メンズメイクでどのように印象が返ることができたのかを調査。
対象者の20代の男性19人の「素顔」、「ベースメイク(リキッドファンデーションのみ使用)」、「ナチュラルメイク(リキッドファンデーション、アイブロウ、無色のリップクリームを使用)」の状態をそれぞれ撮影。
その後、評価者である男女128人が撮影画像を確認し、先述の調査で選択肢とした20の形容詞の印象が受けるかを調査しました。
結果として、20代が求めている「信頼できる印象」、「意欲的な印象」、「誠実な印象」は全てベースメイク、ナチュラルメイクによって高まったことがわかります。
メンズメイクは、自分が与えたい印象をコントロールする手段のひとつになるようです。また、同社によると「清潔感のある印象」、「りりしい印象」、「自信のある印象」という項目もメイクによって高まったそうです。
<参照>
男性のナチュラルメイク(※)により、「信頼できる」、「誠実な」などの対人印象が高まることを実証~男性を対象にした調査により、印象に関わるメイク効果を可視化~