来年の秋、インド洋の真珠と呼ばれるセーシェルに「Cheval Blanc Seychelles(シュヴァル・ブラン セーシェル)」がオープン。
マヘ島南西部の海岸沿いにある手つかずの自然が残る美しいアンス・インタンダンス・ビーチに6軒目となるシュヴァル・ブラン メゾンが誕生する。
ホームという概念を具現化するインド洋の隠れ家
LVMHホテルマネジメントが展開する「シュヴァル・ブラン」は、同グループの中でも特別なメゾンのブランドの一つ。
来年秋に誕生する「シュヴァル・ブラン セーシェル」は、フォーシーズンズ、アマンをはじめ世界各地のラグジュアリーホテルを手がける建築家・ジャン=ミシェル・ギャシー氏が「ホーム」という概念を具現化するインド洋の新たな隠れ家だ。
それは、クレオールの伝統への賛歌であり、同地の豊穣な自然へのオマージュでもある。南海のメゾンの「家」としてのホームは、220平方メートルから1,950平方メートルまで、ゲストの多種多様なニーズに応える52棟のヴィラで構成される。
プライベート・スイミングプールを完備した全てのヴィラからは、美しいビーチ、太古より続く丘陵、さらにトロピカル・ジャングルの景色を堪能できる。
アート、それが「シュヴァル・ブラン」が提示する新たな日常
「シュヴァル・ブラン セーシェル」に到着すると、ゲストが目にするのは、バンヤンツリーに囲まれた池にそびえる多元的彫刻家、プリュンヌ・ヌーリー氏による「セントレス」だ。
そして、52棟のヴィラの壁を彩るのは、マダガスカルのアーティスト、ジョエル・アンドリアノメアリソア氏の作品。豊穣な自然を讃美するかのようなその調べは、レストラン「ル・ホワイト」のパステルの壁とも共鳴する。
さらに、新進陶芸家のマキシミリアンテ・ペレット氏による、イタリアの歴史が溶け込んだ釉薬を纏った巨大なフレスコ画は、プールに隣接するイタリアン「ヴィヴァメント」でテーブルを囲むゲストに宛てられた饗宴への招待状でもある。
「シュヴァル・ブラン セーシェル」のデイテールというデイテール、あらゆる素材、全てのアートが、熱帯から生まれる直観と、洗練された先取の精神との、終わることのない対話を育む。
また、同リゾートには食にまつわる全てをアートに昇華させる5つのレストランがある。湖畔にたたずむアジアン・レストラン「ミズウミ」。プールに面した活気あふれるイタリアン「ヴィヴァメント」。大洋に臨む地中海ビーチクラブ「スラ」。
そして、シュヴァル・ブランのコンセプトを体現するフレンチ・ガストロノミーの象徴「Le 1947」。洗練されたゲストが集う「ル・ホワイト」だ。
それぞれが独自に輝きを放ちながら、まるで共鳴する交響曲のように、美食家のゲストを迎える。
「地球最後の楽園」「インド洋の真珠」と名高いセーシェルに誕生するLVMHホテルマネジメントの新たなメゾン「シュヴァル・ブラン セーシェル」。その誕生が今から心待ちでならない。
シュヴァル・ブラン セーシェル
(高野晃彰)