ラグジュアリージャパン観光推進機構は、12月14日(木)、Luxury Japan Award Hotel of the year 2024およびBEST10を発表した。
Luxury Japan Awardは、日本の素晴らしいホテル・旅館を海外富裕層向け旅行エージェント1,500社に発信する取り組みとして昨年にスタートした賞だ。今年は「KANOLLY Resorts HAKUBA」が、Hotel of the year 2024に輝いた。
ベスト10の頂点はKANOLLY Resorts HAKUBA
Luxury Japan Award Hotel of the yearの選考基準は、世界の富裕層に紹介するに値するラグジュアリーなホテル・旅館であること。そのために、ワールドワイドに多様な人々を迎え入れる取組みがなされていること。また、原則100平米以上の客室を備え、3ベットルーム以上の客室で、家族6名程度が快適に過ごせることとされる。
審査委員長は、建築家の隈研吾氏。選考委員は、料理評論家山本益博氏、ガストロノミープロデューサー柏原光太郎氏ら総勢10名でBEST10を選出する。そして、今回一番評点が高かった「KANOLLY Resorts HAKUBA」が、Luxury Japan Award Hotel of the year 2024に輝いた。
同ホテルは、昨年12月に長野県白馬村に誕生した。白馬三山を模した3つの合掌造りの屋根が特徴の、1日1組限定バトラー付きプライベートヴィラだ。
ヴィラ内には、3ベッドルーム・露天風呂・リビングルーム・プライベートガーデンを設える。食事は、隣接のステーキレストランで肉料理はもとより、都内予約困難店の鮨職人などによる出張料理を堪能できる。
Luxury Japan Award ベスト10に選ばれた9つの旅館・ホテル
「KANOLLY Resorts HAKUBA」の他、9つの旅館・ホテルがLuxury Japan Award 2024 Hotel BEST10に選ばれた。
英虞湾の海岸線を望む「アマネム」は、日本の伝統的な美意識を基調とした現代的な空間で、もてなしを提供。ミネラルを豊富に含んだ天然温泉で、温泉浴の伝統を堪能できる。
「guntû」は、わずか19室の全室テラス付きの客室を備える海上のホテル。季節毎に変化する瀬戸内海の風景と一体になりつつ、穏やかでのんびりとした船旅が楽しめる。
「あらや滔々庵」は、前田家より湯番頭の名を受けて以来18代の湯歴を数える旅館。湯元ならではの豊富な湯量を誇り、源泉かけ流しの良質な温泉が自慢。館内には代々受け継がれてきた美術品が飾られる。
「アマン東京」は、ダイナミックな都会と繊細な文化のバランスが調和したホテル。日本家屋の内装デザインを施した客室とアマン・スパは東京都内で最大規模の広さを誇る。
伊豆修善寺の老舗旅館「あさば」。はるか昔よりこんこんと沸き出る源泉掛け流しの温泉が旅人の心を癒し、鮮度と旬にこだわる山海の食材を活かした料理を堪能できる。
幻想的な風景の英虞湾を望む「志摩観光ホテル ザベイスイート」は、数多くの賓客を迎えてきた歴史あるリゾートホテル。伝統の海の幸フランス料理をはじめ、ここでしか体験できない食体験を満喫できる。
BOTANICAL RETREATという思想を、ラグジュアリー・オーベルジュというカタチに昇華させた「ENOWA YUFUIN」。自然から育まれる命への輪を、テーブルへ届く歓びと感動を余すことなくゲストに届ける。
「SETSU NISEKO」は、伝統的な日本のスタイルとモダンな豪華さが融合した、スタイリッシュなホテル。四季を通じて、ニセコの美しさとウェルネスを体感できるが、特にウインターシーズンのスキーは格別だ。
絶景露天風呂と日本海の旬の海の幸・越前蟹が自慢の宿「望洋楼」。温泉を備えたスイートルームは、部屋毎に海や波が見える角度に変化をつけ、雄大な日本海の四季の変化を楽しめる。
エキスパートたちにより選出された、Luxury Japan Award受賞のホテル・旅館。一度は泊まってみたい宿泊施設として注目したい。
Luxury Japan Award Hotel of the year 2024&BEST10
(高野晃彰)