食品ビジネス総合商社の大五通商株式会社は、タケノコ王こと風岡直宏さんとコラボレーションした食品「タケノコ王監修ご飯のおとも3種セット」をECサイトで販売開始します。
風岡直宏さんは静岡県富士宮市で「風岡たけのこ園」を経営するかたわら、テレビのバラエティ番組出演やYouTubeチャンネルなどでその明るいキャラクターで人気を博したタケノコ農家です。
販売元である大五通商社は、タケノコを食べることがエコでサステナブルな活動につながるといいます。どのようにSDGsに貢献できるのでしょうか。
放置竹林の問題
現代ではプラスチック製品の登場や生活様式の変化、輸入製品の登場などにより、竹やタケノコの国内生産量が減少しているそうです。
とくに高品質のタケノコや竹を生産する場合には、竹林を徹底的に管理する労力がともないます。国産製品のニーズが減ってしまったことで、多くの竹林は管理不足に陥り、放置竹林が問題となっています。
竹は根が浅く広がるため、とくに荒廃した放置竹林では、大雨などで地盤がゆるみ斜面崩落や土砂崩れを招く危険性があります。
また、獣害問題なども抱えやすいことなどから「竹害(ちくがい)」として竹・タケノコ栽培が盛んだった京都府や静岡県などで問題となり、各自治体からの対策補助金や、竹林を利活用して解決を目指す動きが各地で行われています。
静岡県袋井市|竹林整備読本
国産のタケノコを食べることでも貢献
今回、販売される「タケノコ王監修ご飯のおとも3種セット」は、放置竹林を削減しながら消費者によろこばれる商品に生まれ変わらせようという思いがあるとのことです。
おいしそうな「ごはんのおとも」、国産タケノコを味わいながら環境について考えてみてはいかがでしょうか。
<参照>
タケノコを食べることでSDGsにも貢献!タケノコ王 風岡直宏氏監修 ご飯のおとも3種セットを販売