観光やアートなど、話題性に富むサンフランシスコ。

ゴールデンゲートブリッジを望む大観覧車や日本人アーティストの企画展、そしてサンフランシスコ国際空港の最新情報などについて紹介したい。

サンフランシスコの新しい名所とアート

高さ約46メートルを超える大観覧車「スカイスターホイール」が、サンフランシスコの代表的な観光名所である、フィッシャーマンズワーフのウォーターフロント沿いに移転し再オープンした。

テレグラフヒル地区やスカイライン、ゴールデンゲートブリッジ、そして有名なアルカトラズ島まで、湾や街並みを望む贅沢な眺望は、新たな人気スポットとなるだろう。

「スカイスターホイール」は一般のゴンドラのほか、定員5名のVIPゴンドラが1つある。VIPゴンドラは革張りのシートとハードウッドの床を設えたラグジュアリーな空間で、行列に並ぶことなく通常より20分間延長されたフライトが楽しめる。

乗車料金は18ドル、VIPゴンドラの乗車料金は1人50ドルだ。

日本人アーティストの企画展

アートシーンにおいても注目を集める同地では、日本を代表するアーティストの企画展を開催中だ。

「アジアン・アート・ミュージアム」では、現代美術家でポップアートの巨匠、村上隆氏による個展「Takashi Murakami Unfamiliar People Swelling of Monsterized Human Ego」を開催中。ベイエリアでは自身初の個展であり、2024年2月12日(月)までの開催だ。

未発表作品12点を含む75点以上の作品が展示され、さまざまなモンスターを壮大なスケールで表現した独創的な作品は必見だ。

また、「サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)」では、世界的な現代アーティスト、草間彌生氏の企画展「Infinite Love」が、2024年9月7日(土)まで開催している。

今回展示されているのは、2つの「インフィニティ・ミラー・ルーム」と、「Aspiring to Pumpkin’s Love, the Love in My Heart」と題した、巨大なかぼちゃのオブジェだ。

賞を受賞した「サンフランシスコ国際空港」の最新情報

「ワグ・ブリゲード」10周年

世界で最も忙しい空港の一つサンフランシスコ国際空港では、旅行者のストレスや疲労の軽減を目的に導入された動物セラピープログラム「ワグ・ブリゲード」が、今年で10周年を迎えた。

これまでに犬、うざぎ、豚などのセラピーアニマルたちが同空港で活躍しており、今年は猫のデュークが新たに仲間に加わっている。

評価される空港

同空港は、毎年恒例の『USAトゥデイ』読者が選ぶアワードで、「ショッピングに最適な空港ベスト10」など、複数の賞を受賞した。

さらに、同空港内の国際線ターミナルにあるヴァージン・アトランティック・クラブハウスが「ベスト・エアポート・ラウンジ」を受賞。また、『フード・アンド・ワイン』誌でも同空港は「ザ・ベスト・アメリカン・エアポート・オブ・フード」に選ばれた。

便利な運航スケジュール

「ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)」は、現在週6往復を運航しているが、2024年夏スケジュールでは1便増便され、毎日運航となる。

成田発は21:35で、成田からアメリカ大陸行きの便では最も遅い時間に出発し、仕事帰りの渡航にも便利なスケジュールとなっている。

今度の旅行に、注目されるサンフランシスコに出かけてみては。

(田原昌)