名古屋グランパスは、韓国1部・浦項スティーラーズからDFハ・チャンレを完全移籍により獲得することがほぼ確実である模様。現地では名古屋が浦項に対して支払う移籍金額も報じられている。
現在29歳のハ・チャンレは、身長188cmで右利きのセンターバック。2017年に仁川ユナイテッドでプロキャリアをスタートさせると、翌年1月に浦項へ移籍。2021年3月から韓国国軍傘下の金泉尚武FCに在籍し、昨年9月に浦項へ復帰。今季はリーグ戦と上位6クラブによるプレーオフで26試合に先発出場したほか、一部の試合でゲームキャプテンを担当。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023/24シーズンのグループステージでは5試合でフル出場。10月24日に行われた浦和レッズ戦での勝利や、グループステージ首位通過に大きく貢献している。
今月中旬に一部で名古屋移籍の可能性が報じられたハ・チャンレだっが、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は18日に韓国サッカー界関係者の話として「彼は日本の名門クラブである名古屋に向かおうとしている」とリポート。
これによると、ハ・チャンレと浦項の現行契約には国外移籍の時のみ有効な契約解除条項が設定されているとのこと。名古屋は10億ウォン(約1億1000万円)近い契約解除金を満額支払うほか、選手サイドも以前からJリーグ挑戦の意思を示していることから、浦項は同選手の引き留めが難しい状況にあるという。
なお名古屋の守備陣では、DF丸山祐市が2023シーズン限りで契約満了により退団。日本代表DF森下龍矢には、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップス移籍の可能性が報じられている。