MFアルトゥール・カイキ(鹿島アントラーズ)

8人目は、鹿島アントラーズのサイドプレーヤーMFアルトゥール・カイキ。ブラジルでキャリアを重ねて2021シーズンに来日すると、2022シーズンには主に左サイドハーフとして9得点3アシストを記録。今季は6月に負った左大腿直筋損傷の影響など13試合出場で2得点に留まったが、ゴール前での冷静さと、マークを外してヘディングで合わせる高い技術が魅力の選手だ。得点を量産できる力を持つだけに、サイドハーフが積極的に中央へ侵入するチームであれば獲得を狙っている可能性もあるだろう。


カイオ・セザール 写真:Getty Images

MFカイオ・セザール(V・ファーレン長崎)

9人目は、V・ファーレン長崎で契約満了となったMFカイオ・セザール。間違いなくJ2の人気人材だ。2018年に加入した川崎フロンターレでこそ出番を得られなかったものの、2019年6月に期限付きで移籍した長崎で実力を発揮。193cmの長身で高い身体能力を持ちながらテクニックにも秀で、ミドルシュートも完備する。長崎では約4年半を通してボランチの主力であり、現在28歳とまだまだこれからの選手でもある。「またいつか帰ってきたい」と長崎愛を示す背番号10は、来季昇格を目指すクラブにとってうってつけの選手だろう。