台湾の人は戦争はご免、という思想が圧倒的です。また鴻海をはじめ、多くの台湾企業は「世渡り的」に中国とのビジネスをバランスよく維持しており、それが台湾の生命線であることも分かっています。物理的に考えて中国本土と小さな島国の台湾との力量の差はいくらアメリカが支援すると言えども対立軸となる橋頭保的思想よりもショックアブゾーバーという柔軟体制の方が得策との考え方も出来なくはありません。
日本にとっても外交どころではない国内政治の状況を考えれば外野からみてもここは静観なのかな、と思います。そして最後は台湾の人が決めること、というボトムラインは尊重すべきでしょう。

GoranQ/iStock
後記 今日のフライトでバンクーバーに戻りますが、1週間ちょうどの滞在でやらねばならぬことを圧縮してどうにかこなしたというのが実感。普段でもだいたい5時半には起きるのですが、今回はそれより1時間早めて4時半とか早い日では早朝3時ぐらいからせっせと作業をしていました。よくカラダが持つねぇ、と言われば「そのために運動しています」と言い返し、睡眠は、と言われれば「睡眠の質は長さx深さの面積よ」と自分に言い聞かせ、鞭を打っております。
今回の訪日で今年の主要イベントはほぼ終わり。来週から毎年恒例のクリスマス正月返上の決算シーズンが本格化します。ヒマにさせてもらえません。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年12月16日の記事より転載させていただきました。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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